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「学ぶための介護」から「自分が受けたい介護」へ
愛媛県在宅介護研修センター



>>今月の特集

『住み慣れた町にグループホームを
       〜その人らしく最後まで〜』



全国認知症グループホーム協会
理事 喜井 茂雅 さん

ぐるうぷほうむ3丁目



平成18年4月より、グループホームは地域密着型サービスに分類されました。
在宅介護、地域介護の時代の中で、
グループホームの役割は今以上に大きくなってきます。
今後のグループホームのあるべき姿、
そして、地域の中のグループホーム作りを目指した活動について、
全国認知症グループホーム協会理事 喜井 茂雅さんにお話を伺いました。

 
 
 
−−全国認知症グループホーム協会の合言葉
   『住み慣れた町にグループホームを
    〜その人らしく最後まで〜』について


(喜井)
認知症の方に限らず、誰でももの忘れをします。
もの忘れをしたとき、なんらかの『手がかり』をもとに思い出していきます。
住み慣れた場所には、『手がかり』がたくさんあります。
『手がかり』がたくさんあれば、認知症の方でも普通に生活していくことが可能なのではないでしょうか?

もの忘れがあっても、ずっと住み続けていけるような町づくり。
町づくりの延長に、グループホームがあるのではないかと思います。
グループホームには介護の専門家がいますので、安心して暮らしていくことができます。

平成18年4月より、グループホームは地域密着型サービスになりました。
地域の皆さんが、ちょっと意識するだけで、お年寄りの方でも、認知症のある方でも、不自由を感じずに生活することができます。
住み慣れた町に住み続けたいということは、誰しも思い描くものではないでしょうか?
それを実現できる町づくり、グループホームづくりが、私達の目指すところです。


 
−−現在、全国のグループホーム数、
   愛媛県のグループホーム数はどのくらいの数でしょうか?


(喜井)
全国では8,052施設、そのうち、愛媛県では234施設となっています。
(平成18年8月1日現在)
平成18年4月より、新設を規制する自治体が増えており、今後は微増だと思われます。


 
−−全国認知症グループホーム協会では、
   どのような活動をされているのでしょうか?


(喜井)
グループホームのケアサービスを向上させるための、調査研究と研修が大きな2本の柱となります。

調査研究では、平成17年度老人保健健康推進等事業(厚生労働省補助事業)として、『認知症対応型共同生活介護の質の確保および向上に関する試行的事業』を行いました。
その事業では、グループホームの相互評価事業を行っています。
グループホームのサービスの質の確保と向上に向けて、外部評価や自己評価をいち早く取り入れ、積極的に取り組んできました。
“評価を受ける側”と“評価する側”の双方の視点により点検を行い、新たな発想や、具体的な問題解決方法を検討しました。

研修では、ケアサービスの質を向上させるための様々な研修を行っています。
認知症介護実践研修(実践者研修)、認知症GH経営者支援セミナー、グループホーム内感染症防止対策指導者養成研修会などの研修や、フォーラムやシンポジウムを開催しています。

また、厚生労働省との意見交換や、要望書の提出も協会の大きな仕事です。
サービスの質の向上を目指して、日々、様々な活動に取り組んでいます。



 
−−グループホーム間でのネットワーキングに
   力を入れておられるとのことですが、
   具体的にはどのような活動をされていますか?


(喜井)
地域の連絡会(愛媛県だと愛媛県グループホーム連絡協議会)の代表が集まって、情報交換を行っています。
また、様々な研修では、全国からグループホーム関係者が集まってきますので、新しい出会いがあったり、情報交換、情報共有を行ったりしています。
そうしてできたネットワークが、お互いの研修にもなりますし、質の向上にも繋がります。
また、困ったときの相談相手にもなり、良い関係を築いていけます。


 
−−これからのグループホームの役割は、
   どのような方向に向かっていくのでしょうか?


(喜井)
平成18年4月より、グループホームは地域密着型サービスになりました。
「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」でも、「認知症を知り地域をつくる」キャンペーンを行っていますが、認知症の人とその家族を支え、見守り、ともに生きる地域を築いていくことが大切になってきています。
http://www.ninchisho100.net/index.html

認知症とは何か? 介護とは何か?
私は関係ないと思っている人に対しても、認知症や介護について、もっと知っていただくために、グループホームが拠点となっていく必要があると思います。


全国認知症グループホーム協会としては、今後は情報の発信を強くしていきたいと思っています。
現場では何が起こっているのか?
行政はどのような政策を行っているのか?
制度がどのように変わっていくのか?そして、どのように変わったのか?
タイムリーな情報を発信して、よりよいグループホームにしていきたいと思います。


 
−−全国認知症グループホーム協会への入会は
   どのような手続きが必要でしょうか?


(喜井)
全国認知症グループホーム協会では、会員を募集しています。
入会申込みおよびご質問につきましては、全国認知症グループホーム協会までご連絡ください。

正会員: GH事業を行う団体
年額 グループホーム定員数(9名)×3,000円

準会員: GH事業を行おうとする団体又は個人
団体会員 年額3万円、個人会員 年額1万円

一般会員: 賛助会員として
年額 1口1万円以上


 
−−最後にひとことお願いします。

(喜井)
グループホーム1施設1施設は小さなものですので、大きな波が来たときに潰されてしまうかもしれません。
現在、グループホームを運営している皆様には、その危機感を持ってほしいと思います。

大きな施設でも、小さな施設でも、1人1人の命の価値、生活の価値は一緒です。
そこで暮らしているお年寄りの声、働く人たちの声が、政治に届かない状況ではいけません。

小さな声を拾い上げて、反映させていくためには、協会が必要です。
皆でスクラムを組み、力を合わせて組織をつくり、全国レベルで問題提起等の活動をしていかなければなりません。

実態を調査し、現場で質の高い介護を提供し、そして研修を積み重ねていく。
ケアサービスの質の向上のために、裾野を広げていくのが協会の役割です。

組織が大きくなれば、個々への負担も減ってきます。
私たち協会は、会員への還元を第一に考えています。
多くのグループホームが協会に力を合わせることで、大きな力となってきます。
それは、入居者の皆様のためであり、住み慣れた町にずっと住み続けることができる町づくりにも繋がっていきます。

多くの関係者の皆様の入会をお待ちしています。



 
 
  全国認知症グループホーム協会
  
  〒160-0003
  東京都新宿区本塩町8番地の2 住友生命四谷ビル
  TEL 03-5366-2157
  FAX 03-5366-2158
  e-mail info@zenkoku-gh.jp
 
  ホームページ
  http://www.zenkoku-gh.jp/index.html

  
  

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