【 川端 真悠子 さん 】
私は、第1話の「言葉のキャッチボール」の話に共感しています。
初めて介護施設に実習に行くと、お年寄りの方と、どのように接すればよいのかわかりません。
何を話したらよいのかわからないので横に座っていると、逆にいろいろと話しかけてくれたり、一緒にレクリエーションに取り組んだりすることで、打ち解けることができました。
3回目の実習では、自分から話しかけられるようになりました。
一緒に何かをすることで、打ち解けることができる。
話すだけでなく「ふれあう」ことが大切だということを学びました。
また、「この方は、こういう方ですよ」という事前情報をしっかりと知っておくことで、話題が増え、関わり方もわかってきます。
マンガを通じて、このようなことも、しっかりと学んでもらえればと思います。
【 福岡 美優 さん 】
私の体験は、第8話の「初めての口腔ケア」に描かれています。
口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防に欠かせません。
ただ、入れ歯を外してもらおうと思っても、認知症のある方の場合、不安がられて外してくれなかったり、手を噛まれてしまったりすることもありました。
その中で、コミュニケーションを取り、安心していただくことで外してもらえました。
認知症の方にも、一生懸命にしていると、心が伝わるのだなということを学びました。
入れ歯を触る体験も初めてです。
上顎の部分は密着しているので清潔だと思っていたのですが、実は一番汚れているところだということも知ることができました。
授業で習うことも大切ですが、現場で体験することはもっと大切だということを学びました。
【 2人より 】
このマンガの中に書いてあることは、きれいな面ばかりでなく、体験したことをそのまま書いています。
介護を学んでいると、周囲の人から、「介護なんて大変だからやるもんじゃないよ」というようなマイナス面を言われることがあります。
しかし、実際に介護を経験してみると、お年寄りと接することで、マイナス面以上の大きなものが返ってきます。
介護はやりがいがあって楽しい仕事だと思います。
マンガを通じて、ありのままを感じてもらえればと思います。
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【 川端 真悠子 さん 】 |
【 福岡 美優 さん 】 |
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