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徘徊高齢者の早期発見・早期対応のための連携を図るとともに、認知症予防対策や認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指すネットワーク。
認知症支援に理解が得られた協力機関の事務所や店舗に、シンボルマークである「シニアまもるくん」ステッカーを掲示していただき、地域の協力機関として以下のような体制に向けて可能な範囲でご協力をいただいています。
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【その1】 見守り体制・支援ネットワークづくり |
認知症の方でも安心して利用できる場所であることを明示していただくとともに、配慮が必要な高齢者に対し適切な対応を行います。
また、認知症の知識の周知啓発についての協力を行うなど、認知症高齢者を地域で温かく支援し、認知症の方を保護した近隣者等も、一時相談や支援を求められる場所として対応します。
地域において支援が必要な高齢者を把握した場合、担当地区民生委員等と連携し、関係先への連絡、必要な医療、サービスへの繋ぎ、日常の見守り支援等を行います。
行方不明者が発生した場合には、捜索体制へ繋げられるようなネットワークを構築します。 |
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<協力機関の役割> |
● 配慮が必要な高齢者に対する適切な対応
● 支援が必要な高齢者等の関係先への繋ぎ、連絡
● 行方不明となる恐れがある方について、市等への届出案内
● 徘徊等を繰り返す対象者等の見守り
● 認知症高齢者や家族への支援、正しい知識の普及支援
● 認知症高齢者を把握した場合等の「かけこみ」への対応 |
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CASE 1 )
商店、銀行、交通機関などの日常の生活場面において、小銭の計算ができない方や、窓口手続きの困難な高齢者などを見かけた。
↓ 「何か、お手伝いできることはありませんか?」
可能な範囲において声掛けを行い支援。 |
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CASE 2 )
「寝巻き姿や季節外れの身なりをしている」
「歩き続けている」
または
「長時間同じ場所に居続ける」などの
不自然な高齢者を見かけた。
↓
「どこへ行かれるのですか?」
「何かお困りのことがおありですか?」
等声がけをする。
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【その2】 徘徊時捜索体制 |
地域において、徘徊による行方不明者が発生した場合、当該地域を中心に各協力機関へ情報を送信する場合があります。
情報を受信した協力機関は、捜索に協力し早期発見を目指します。
行方明者が発見された場合は、一時保護、情報発信元への連絡等を行います。 |
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<協力機関の役割> |
● 付近の確認など行方不明者の捜索に可能な範囲で協力する
● 行方不明者情報を組織内等に伝達し情報提供を呼びかける
● 発見時の連絡及び対象者への適切な処遇、連絡調整 |
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CASE 1 )
高齢者の家族「おじいちゃんがいない!」
↓
警察署へ相談。捜索願の届出
↓
最寄りの地域包括支援センターもしくは介護保険課へ連絡!
↓
地域包括支援センター もしくは介護保険課は、家族からの情報を協力機関へ連絡。
↓
協力機関にて情報があれば、地域包括支援センターもしくは介護保険課へ連絡。 |
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CASE 2 )
協力機関に、認知症と思われる高齢者が迷い込んできた。
↓
高齢者を保護し、地域包括支援センターもしくは介護保険課へ連絡。
↓
必要に応じてネットワークを通じて情報を流し、高齢者の身元早期確認を目指す。
※可能な範囲での協力であり、このような対応・捜索などを義務付けるものではありません。
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