お年寄りの方が、安全で快適に過ごせるように、日々、努めています。
快適に過ごすためには、日々の変化をいかに感じていただくかということが大切だと思います。
スタッフが一から十までお手伝いをすると、変化がなくなってしまいますので、自分でできることはして頂くことを大事にしています。
そのためには、様々な「役割」を持って生活して頂くことが大切で、高縄荘の皆さんには、様々な「役割」を持って頂いています。
役割を持つということは、しんどいことかもしれません。
「しんどい、めんどい、やめとこか」
ここからの脱却が重要です。
私たちは、日々の変化のきっかけを提供して、そのエネルギーが、お年寄りの生きがいにつながることを願っています。

高縄荘はＪＲ北条駅より東北東に約10kmのところにあります。
緑の山々に囲まれた、とても気持ちのよい場所です。
交通の便が少し不便ですが、来荘される皆様からは「ここは環境の良いとこじゃ」とお褒めの言葉（？）を頂きます。
春には朝ウグイスが素晴らしい声で鳴き、また南庭の桜をはじめ周辺では様々な花が咲き乱れます。

個室が22室、2人部屋が5室、4人部屋が3室あります。
平成11年に大改修を行い、明るく居心地のよい部屋に生まれ変わっています。

生活共同の場として2ヶ所のスペースがあります。
また、食堂やホールなど、利用者の皆様が集う場所がたくさんあります。
窓からは明るい日差しが差し込み、緑の木々を眺めながら、のんびりと過ごすことができる癒しの空間です。

季節の食材を使い、外出できない方にも、季節感を感じていただけるお食事を提供しています。
日々の変化には季節感が大切です。
例えば春ですと、よもぎ餅やおもぶり（竹の子ご飯）など、楽しくお食事をして頂いています。
お食事は施設内で作っておりますので、様々な対応が可能です。
通常の食事の他に、季節毎のイベント食も充実しています。
忘年会と新年会にはバイキングが行われます。
お正月に向けては餅つき大会があり、警察や消防団の方が来られて賑やかにお餅をつきます。
さつまいものお餅やよもぎ餅など、たくさんのお餅をつきます。
年に1回は、ご家族を招いてお茶会を開催します。
また、6月には、立岩地区の老人クラブの方をご招待しています。
ティータイムもあり、コーヒーや紅茶を飲みながら、交流の場を図っています。

特浴とリフト浴があります。
お風呂は週に2回の入浴となっています。
入浴用リフトも設置しており、身体状況がどのような方でもお風呂に入っていただくことが可能です。

高縄荘では利用者の方々が満足出来る生活を送れるよう各種行事を通じて援助をさせていただいております。
荘内行事では、庭の桜でお花見、盆踊りや秋祭り、交流会や餅つきなど、様々な行事が行われています。
荘外行事では、初詣や運動会、施設交流会など、多くの方と触れ合うことを大切にしています。
手芸、カラオケ、習字などの、クラブ活動も盛んです。