ぐるうぷほうむ54番地では、利用者の皆様に、自分の意思による自由な生活を送っていただけるよう心がけています。
高齢だとか、認知症だとか、その他の理屈とか、そのような思い込みを取り除くと、何も困ることはありません。
利用者の方が18人いれば、18通りの「普通の生活」があります。
その「普通の生活」が入り混じって、お互いが気持ちよく生活できればと思います。
「あたり前の人」が「あたり前の生活」を送れるよう、スタッフがお手伝いさせていただきます。
今までの考え方、生き方を何も変えずに、ずっと「あたり前の生活」をしていただきたいと思います。

閑静な環境の中に、ぐるうぷほうむ54番地はあります。
客天満宮が目の前にあり、毎日、参拝に行かれる方もおられます。
利用者の方と一緒につくっている庭には、季節ごとに楽しめる花や木々を植えていて、いつでも自由に来訪していただけるようになっています。

南側の部屋からは畑を眺めることができ、西側の部屋からは水沼新池を眺めることができます。
馴染みの家具などを持ち込んでいただいて、お好みの部屋をつくっていただけます。

皆さんがくつろげるリビングとなっています。
窓に面した明るいリビングで、自然と会話も弾みます。
仲の良い方とゆっくり過せるようくつろぎのスペースを工夫しています。

皆さんの希望をできるだけ聞いて作っています。
「馴染み」を大事にして、和食器を中心に揃えています。
利用者さんと一緒に、庭に畑を作っていています。
収穫したものを、その場で食べることができるため、季節感を食事の中で感じていただけます。
スタッフが魚釣りに行った後は、食卓に新鮮な魚も並びます。
季節毎のお食事も楽しみです。
お正月にはおせち料理、節句にはお寿司を、お花見の季節にはお弁当を作って庭で食べます。
お誕生会にはケーキを用意して、皆さんでお祝いします。

一般のユニットバスを利用しています。
利用者の体調を見て、見守り、声かけ、介助を行っています。
お風呂はいつでも好きに入ることができ、朝風呂を好まれる利用者の方もおられます。

できるだけ、外に出かけられるようにしています。
全員での外出よりは、個別の外出が多いです。
毎日、天気が良ければ散歩にいきます。
一人一人の希望に合わせて、街に買い物に出かけたり、近くのスーパーに出かけたり、お墓参りに出かけたりと、個別に対応しています。
出入り口には「カギ」をかけていませんので、利用者の皆さんは、自由に外出することが可能です。
もちろんスタッフが見守りますが、いつでもどこからでも自由に出かけて、自分達の生活を楽しんでいただければと思います。
季節の行事としては、節句やお花見など楽しんでいます。
夏には、おとなりの集会所では、夏祭りが開かれます。
皆で出かけて、出店や踊りなどを楽しみます。