高齢者総合福祉施設「瀬戸あいじゅ」は、松山市東方町に本部を置きます社会福祉法人「愛寿会」が設置運営をしています。
この施設は、国、愛媛県及び旧瀬戸町の補助を受けて開設した老人福祉施設です。
瀬戸町からは土地の提供も受けております。
瀬戸町民の皆様並びに前井上瀬戸町長をはじめとする行政の皆様に全面的な支援をいただいて、平成15年6月1日に開設いたしました。

「瀬戸あいじゅ」では、利用者がその有する能力に応じ、可能な限り自立した日常生活を営むことができるよう、必要な居室および共同施設をご利用いただき、個別に適正な施設サービスを提供しております。
サービスの提供に当っては、利用者の意思および人格を尊重して、常に利用者の立場に立ったサービス提供に努め、利用者との信頼関係を基礎とした人間関係の確立を図り、利用者の主体性の尊重とその家族との交流を目指しています。

風車のまち、伊方町瀬戸地区にあります。
佐田岬半島を縦断するメロディーライン沿い、大きな白い風車が目印の道の駅「瀬戸農業公園」からおりてすぐのところに位置しており、近くには海水浴場があります。
宇和海に面した自然豊かな場所で、海と緑に包まれたやさしい自然空間にたたずむ施設です。
窓から見える、海の景色、大海原に沈む夕日は格別です！

全室個室で、明るい雰囲気のお部屋となっています。
各お部屋にはベッドが備え付けてあり、トイレ・お風呂・ミニキッチン（電気）・収納スペースがついています。
トイレは車椅子でも利用しやすいよう、ゆったりとしたスペースをとっており、手すりも設置してあります。
収納は大きく、お部屋を広く使っていただけます。
お布団や家具等を自由に持ち込んで、住みやすいお部屋を作っていただくことができます。

パノラマの海が見渡せる広々とした食堂では、お食事をしたり、団らんを楽しまれたりしています。
海を眺めるソファ席や、ちょっとくつろぐことのできる和室があり、のんびりと過ごしてしていただけます。
入居者さんによる、手作りの地元ならではの、大きな『魔よけのわらじ』も飾られています。

入居されている皆さんは、地元の方が多く、慣れ親しんできた昔ながらの献立を好まれます。
なるべく地元の特産物（魚・みかんなど）を使った料理、おからを酢〆した魚（さより・あまぎ等）で巻いた「まる寿司」や「さつま汁」などの郷土料理などもお出ししています。
朝の献立は、ご飯と味噌汁におかずが付いた、日本ならではの朝ごはんとなっています。
また、嚥下能力に合わせて、やわらかい食材を使うなどの工夫もしています。
お正月にはおせち料理、ひな祭りには押し寿司や飾り寿司、夏祭りでは焼き鳥やたこ焼き等の屋台など、行事の際には、季節の行事食を楽しんでいただいています。

各お部屋にお風呂がありますが、大きなお風呂もあります。
曜日毎に男性・女性の入浴の日を分けてあり、自由に入っていただけます。
泡風呂になっており、ゆったりと温泉気分を味わっていただくことができます。

ケアハウスですので、基本的には自由に過ごしていただいています。
月に2回、お買い物の日を作っています。
皆さんで一緒に買い物や観劇、南楽園散策などの外出を楽しまれ、入居者間の交流を深めています。

施設全体の行事には、6月の運動会・夏祭り・クリスマス会・お餅つきがあります。
なかでも夏祭りは、地域の夏祭りを施設の中で行っており、地域の方々に参加していただき、盛大に行われます。
施設で行われる大きな行事には、ご自由に参加していただいています。