中矢　暁美　さん
　
昔ながらの住宅を改修して利用しています。
70代～90代の入居者の皆さんが、昔から住んでいた家のように暮らしています。
入居者の多くが、近くの方ですので、住み慣れた環境、住み慣れた住宅で、「継続した」生活を送っていただいています。
庭がとても広く、梅や桜、つつじが季節ごとに花を咲かせます。
つわぶきなど食べられるものもたくさん生えていて、食卓を飾ります。
「あんき」はもともと、地域の方々のための託老所からスタートしました。
その後、介護は自宅にも入らなければならないということで、訪問がスタートして、在宅で対応できない方が地域で生活を続けられるように、このグループホームが作られました。
従って、グループホーム単体ではなく、すべてが、地域の方々が、住み慣れた地域で支え合うための場所です。
地域の方々の力をお借りしながら、入居者の皆さんが、明るく安心した生活を送っていただければと思います。

静かな住宅街の中の民家です。
ひろびろとした庭を、ゆったりと日光浴ができる縁側など、落ち着いた環境です。

民家ですので、畳の部屋、カーペットの部屋と、それぞれのお部屋に個性があります。
家具の持ち込みは自由で、ご自分の好きな部屋を作っていただいています。
皆さんが暮らしやすいように、臨機応変に対応しています。

リビングとソファのあるお部屋があります。
皆さん、一緒にいる方が楽しいようで、お部屋から出てきて過ごされます。
家族と同じように「家」という感覚です。
日当たりの良い縁側があり、地域の方々も集まります。
地域の方がボランティアで助けてくださり、支えてくださります。

食事は、少しやわらかめにしたり、切り方を小さくして、皆さんが食べやすいようにしています。
食材は季節のものを多く取り入れるようにしています。
野菜は、近くの畑で、自分達が収穫することもあります。
魚は特に新鮮なものをお出ししています。
その日の気分により、「何が食べたい？」「こんな食材があるけどどうする？」といって、ご家庭と同じように献立が決まっていきます。
夜は胃を休めていただくために、おかゆを中心とした献立としています。
量は少しでも、品数を多くして、1日の中でバランスをとっていきます。

小さな家庭用のお風呂です。
お風呂には毎日入っていただいています。
入浴剤などでお湯を楽しんでいただきます。
1対1でお話しながら、楽しく入れる雰囲気をつくっています。

お天気が良いと、ちょっとした散歩など、よく外出をするようにしています。
近くにある託老所に行って、皆で楽しむことも多いです。
季節の行事としては、お花見に行ったり、しまなみウォーキングに参加したり、自然を楽しみます。
季節の行事には、地域の皆さんと一緒になって楽しみます。