～理念～
済生会理念のもと、利用者の尊厳を守り、安全に配慮しながら、在宅を含めた生活機能の維持・向上を目指し、総合的にサービスを提供する

～サービス目標～
1. 利用者の意思を尊重し、利用者に応じた目標と支援計画を立て、必要なサービスを提供する。
2. 生活環境の整備や在宅生活に必要な体力・基本動作能力の獲得など、生活の質の向上を目的にサービスを提供する。
3. 利用者の身体状況に応じて、適応なサービス提供の支援を行い、安全な在宅生活維持に努める。
4. 自立した在宅生活が継続できよう、在宅サービスを提供するとともに、他のサービス機関と連携して在宅生活を支援する。
5. 市町村自治体や保健・医療・福祉機関などと連携し、地域一体となったケアを目指す。


済生会の役割は「保健・医療・福祉」です。
にぎたつ苑では、ショートステイを増枠し、認知症短期集中リハビリ（3ヶ月）を導入してリハビリに注力し、在宅サービス（訪問事業）との連携を図るなど、多面的にサービスを展開するようになり、在宅復帰支援施設である本来の老健のあるべき姿に向けて取り組んでいます。
平成23年度の在宅復帰率は30％であり、現在は50％を目指しています。
今後はデイケアを拡充して、今まで以上に在宅サービスにも力を注いでいく予定です。
できるだけ幅広く、また多くの利用者様、及び家族の方々にサービス提供をと考えています。
また、医療が必要でも、慣れ親しんだスタッフ・環境の中で安心して過ごしていただけるよう、看取りの強化・苑内での治療の強化を図り、最期まで責任を持ってお世話させていただいています。
今後も、地域の住民の方々にこれまで以上に密着し、安心のできる介護サービスの提供を心がけていきたいと思います。
にぎたつ苑が、皆様にとって頼れる施設となるよう取り組んでいきます。

伊予鉄道山西駅より徒歩10分、ＪＲ三津浜駅より徒歩20分の場所に立地しています。
済生会松山病院併設の、鉄筋コンクリート造5階建の建物で、２階から４階が療養階となっています。

80名の入所受け入れをしています。
3つのフロアに分かれており、個室（10室）・2人部屋（3室）・4人部屋（16室）があります。
木目調の落ち着いた雰囲気で、明るいお部屋となっており、低床ベッドを導入しています。
ベッド上にはマグネット式の掲示板があり、絵や写真などを自由に掲示することができるようになっています。

それぞれのフロアに、食堂・リビングがあります。
廊下も明るく広々としており、手すりの設置で安全に移動できるようになっています。
2階には多目的ホールがあり、リハビリを行ったり、ステージを活用して行事を行ったりしています。

栄養士による献立で、季節の食材を取り入れながら、食事形態を含め、お一人お一人に合ったお食事を提供しています。
栄養委員会で話し合いながら、より良いお食事の提供に向けて努力しています。

大浴場と個浴があります。
安全に安心して入浴できるよう、お一人お一人に合わせて対応しています。

年間を通じて、七夕・クリスマス会・節分など、様々な季節行事を実施しています。
9月の敬老会は、にぎたつ苑最大のイベントで、ご家族をお招きして盛大に開催しています。
苑外行事としては、総合公園散策やドライブなどを行い、松山祭りにも『ねたきりになら連』として参加しました。
月に2回は『歌の会』を実施しており、年末には、年に一度のビックイベント「にぎたつ歌謡祭」を開催しています。
毎月の『演芸会』では、ボランティアの皆さんが歌や踊りを披露してくださっています。
その他にも、絵手紙教室・習字教室・家族介護教室などがあり、自由に参加していただいています。
また、地域の方との触れ合いも大切にしており、地域交流と楽しみを兼ねたイベントとして、幼稚園児・小学生との交流会を実施しています。
子供たちの来苑では、楽器演奏や手作りのプレゼントに、自然と笑顔がこぼれています。
クリスマスには逆訪問して、楽しい時間を過ごしています。

毎日の生活の中では、一人一人の機能に合わせた介護、リハビリ、健康管理を行っています。
個別リハビリテーション、学習リハビリテーション、集団レクリエーションではゲームや計算などトレーニングにつながるレクリエーションを実施しています。
また、認知症短期集中リハビリテーション（学習リハ）にも取り組んでいます。
その他にも、口から食べる喜びを味わっていただけるよう胃ろうはなるべく導入せず、歯科の先生と連携して、誤嚥性肺炎防止のための口腔ケア（嚥下テストも）や栄養改善に取り組んでいます。