だからといって、いきなり高度なことをしようとしても、誰もついてきてくれません。
自分自身も、『難しい』『嫌だ』ということになれば、せっかく始めたことも無駄になってしまいます。
まずは、少しずつ簡単なことから始めていくことが大切です。
まず最初に行うことは、パソコンの見直しから始めることをお勧めします。
『パソコンだったら何でもいい』とお考えの方はおられませんか?
現場の声を聞くと、『パソコンは遅い』『パソコンはよく動かなくなる』という声を聞きます。
これでは、真剣にパソコンに向かおうという気はおきません。
また、実際に、パソコンで仕事をしようという気もなくなってしまうでしょう。
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まずは、
時間 = お金
という考え方を身に付けなければなりません。
時間を単価に直せば、いくら損をしているのか?ということを考えなければなりません。
古くて、遅いパソコンを使うことで、仕事がいつも以上にかかってしまう。
トラブル対策のために、すぐに30分も1時間も、はたまた数日が経ってしまうようではいけません。
これでは、『パソコンを使っている』のではなく、『パソコンに使われている』ことになります。
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イメージを変えて考えてみましょう。
例えば、あなたの車が軽トラックだとします。
小さな荷物を運ぶには、軽トラックが便利ですよね。
ただ、荷物の量が多くなったり、荷物の大きさが大きくなったりしてくると、軽トラックでの運送はとても大変なことになってきます。
軽トラックで数十往復するよりも、大型のトラックを購入して、1度で運んでしまう方がよほど効率的です。
軽トラックで数十往復する時間で、他のものを運んだり、新しい取引先を求めて営業したりすることも可能です。
このトラックが『パソコン』、荷物が『情報量』と置き換えると、皆様の現状がわかりやすいかと思います。
遅いパソコンを使っている、すぐに止まってしまうパソコンを使っているようでは、時間を無駄に浪費しているようなものです。
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ただ、新しいものに買い換える前に、今あるものを十分に活用できているのかということを確認することは大切です。
十分に活用できていないのでしたら、活用するための工夫や努力をすることが必要ですし、十分に活用していても、ダメなものを使っていれば仕事の邪魔になります。
ですから、見直しというのは必要なのです。
また、十分に活用できるように、基礎をしっかりと整えていれば、本来の目的以外の仕事にもいろいろと使えることがわかってきます。
どこの会社にも、このような方が1人か2人は必ずおられます。
このような方を中心として、情報活用を行っていけば、皆様の業務はとても効率的になってくるのです。
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よく、『うちはそこまで高度な仕事をしていないよ』という意見を聞くことがあります。
では、今すぐに、すべてのパソコンの電源を止めてみましょう。
仕事がほとんどできなくなることがわかるはずです。
知らない間に、パソコンというものが業務の中に入り込んできているのです。
ただ、知らず知らずに使っているため、『使われている』ことが多いのも現状です。
『使われている』のではなく、『活かして用いる』ことが大切なのです。
それが活用するということ。
パソコンはただの道具です。
皆さんの使い方しだいで、ものすごく便利なツールになるのです。
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>> 次回へ続く |
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