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>>今月の特集
毎月第一日曜日、デイサービス内にオープンするカフェがあるって知っていますか?
地域住民の方、認知症の方、ご家族の方を中心に開放されているカフェ。
100円で飲み物やケーキ、マッサージを楽しめるのです。
なんと、関わっているスタッフはみなさんボランティア!
なぜ、このようなカフェをつくったのでしょうか?
その想いと舞台裏をご紹介させていただきます。
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医療法人ビハーラ藤原 胃腸科 介護部門
おれんじCafe だんだん 責任者
五藤 恵 さん |
【おれんじCafe だんだんへの想い】
おれんじCafeをはじめたきっかけは、厚生労働省による認知症施策5か年計画『オレンジプラン』の登場でした。
オレンジプランには「地域での生活を支える介護サービスの構築」「地域での日常生活・家族の支援の強化」などが掲げられています。
私自身、夫の母が認知症になり、介護をするようになって実感したのは、「とにかく相談できる場所がほしい」ということ。
介護のプロである自分でさえ、いざ自分の身に起こると「何をすればよいか分からない」「誰に相談すればよいか分からない」というパニック状態に陥りました。
認知症の家族の方や、ご本人が気軽に集い、相談できる場所があればいいな…そんな想いから、おれんじCafeは登場しました。
カフェは月1回、第1日曜日の開催。
スタッフは全員勤務時間外のボランティアです。
マッサージに来られている方は、外部スタッフですが、その方たちも全員ボランティア。
「自分たちの勉強になるから」と、来て下さっています。
ありがたいことです。
また藤原理事をはじめ、グループホームルンビニー、グループホームアショカ、それぞれの管理者も来ているので、安心して相談することができます。
利用されている方からは「お友達と集まれるのがストレス発散になる」「夫が認知症かも…と不安になって、来てみました。
相談できて安心しました」などの声を聞いています。マッサージも大好評で、毎回マッサージ目的に通われている方も多いです。
今後は認知症の方にホールに立っていただき、昼食の提供などもやってみたいですね。
これからも地域全体で、認知症を予防できるように、認知症の方やその家族を支えられるように。
プロとして適切なアドバイスをし、きちんとしたルートへつなげることができたらと考えています。 |
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通常はデイサービスである場所をカフェにするのですから、カフェ当日のスタッフは大忙し!
まずは掃き掃除からはじめます。 |
椅子や机の配置換えも一苦労です。
お話がしやすいよう、くつろぎやすいように、移動させます。 |
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荷物入れも手づくり。
脱衣かごに布をかけて、オシャレに。 |
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テーブルクロスは、こぼしても大丈夫なようにビニールシートを重ねます。
テーブルクロスもスタッフてづくり。
看板も、スタッフが工夫してつくった力作です! |
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少しでもカフェの雰囲気がでるように、クロスをかけて。 |
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足りない机は、グループホームからも運び出します! |
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これでひととおり、準備は完了です!
各テーブルに、ミルクやガムシロップも準備しています! |
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まずは受付をしていただき、スタンプを押していきます。
マッサージを利用される方は、ここで予約をとります。
今回、一番最初に来られたのは、記念すべき来店10回目お客さま!
サプライズプレゼントに、とっても喜んでいただきました! |
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お好きな席にかけていただき、メニューをオーダー。 |
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ケーキは5〜6種類の中から、ドリンクは約4種類から選んでもらいます。
とってもゼイタクです! |
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予約の時間になると、マッサージが受けられます。
マッサージのスタッフは、普段訪問マッサージをメインにしており、高齢者の方を施術することが多いので、ご家族の方などいつもとは違った方たちの施術をするのが勉強になると言ってくれています。
普段、介護をがんばっている方はもちろん、地域の住民の方にとって、癒しの時間となっています。 |
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厨房も大忙し。
カフェの雰囲気を出すため、紅葉などの葉っぱを用意するなど、盛りつけも美しく工夫しています。 |
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もちろん、ウェイター、ウェイトレスもスタッフです。 |
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カフェ以外の場所でも、お客さまとスタッフの交流が至るところで♪ |
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以前、義母がグループホームを利用しており、今は夫がデイサービスを利用しています。
夫は麻痺があり、一時はしゃべることもできず、手も動かなかったのですが、ここに来るようになって、声も出るようになって、手も動かせるようになりました。
ここで、手を使ってケーキをいただけることがありがたいです!
カフェでは、以前の職場の仲間を誘って同窓会ができるので、楽しいです。
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以前、デイサービスを利用していました。
今は、違うところへ通っていますが、こういう機会を設けていただけると、仲良しのスタッフさんたちの顔を見ることができるのでうれしいです。
外に出るきっかけにもなりますし。
こうやって介護保険外のつきあいができるのは、うれしいですね。
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カフェは毎月来ています。
それがきっかけで、デイサービスを利用していました。
カフェで、スタッフのみなさんの雰囲気を知って、いいなぁと思ったからです。
しばらく通っていたのですが、短時間のリハビリ施設へうつることになりました。
ここの方たちは大好きなので、こういう機会があって会えるのはうれしいことです。
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— スタッフの気持ちが伝わる、あたたかいカフェでした —
普段デイサービスとして使っている場所を、月に一度だけカフェにする」。
考えただけでも大変な作業ですが、それを全員ボランティアでされていると聞き、本当にびっくりしました。 |
しかも、その目的が「認知症の方や、認知症の家族、地域をサポートする」こと。
自分たちの施設利用につながらなくても、お客さまのお話を聞いて、適切なところにつないであげている姿が印象的でした。
スタッフの気持ちがあたたかさで満ちているから、不安を抱えて訪れるお客さまも笑顔になって帰っていく…そんなステキな空間でした! |
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おれんじCafe だんだん
■ 日時:毎月第1日曜日営業 13時〜15時」30分
※27年9月の営業は 9月6日(日)です♪
■ 参加費:100円
■ お問い合わせ&開催場所:
デイサービスセンター ビハーラ
⇒メディカサイト施設紹介ページ
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