砥部オレンジ荘では、「居心地のよいここで共に居る」を合い言葉に、利用者の笑顔と満足を求め、生活を一緒に考え、その人らしい生活を、心に寄り添う形でサポートしています。
「介護をするケア」から「生活をともにするケア」を実現するためには、利用者一人ひとりの生活を知ることが大切です。
日頃の生活を知った上で「関わり」を意識することにより、皆さんにとっての本当の意味での「生活」を支援していけると考えています。

砥部オレンジ荘では、この2年余り「ユニットケア」に取り組んでおります。
家庭的な環境やケアの実現や、日々の生活を楽しんでいただきたい。そんな気持ちからです。
私どもは、「介護をするためのケア」ではなく「一人ひとりの生活を支えるケア」をしたいという願いを持っております。
施設の環境整備を始め、スタッフ一人ひとりが「ユニットケア」に対する資質を研鑽することにより、利用者の皆様の心に届くケアの実現に邁進したいと思います。

自然に囲まれ、周囲の山々や、砥部の街並みが見渡せる高台に位置しています。
施設の裏にはみかん畑があり、花が咲き、実がなりと、季節の移り変わりを楽しむことができます。

2人部屋と4人部屋となっています。
ベッド、床頭台、棚が備え付けてあります。
ベッド間を　障子の建具により間仕切りしており、落ち着いた空間となっています。

砥部オレンジ荘ではユニットケアに取り組んでおり、3つのユニットから成ります。
各ユニット毎に、リビング兼食堂スペースを設けています。
暖簾などで懐かしい感じのする中、食器棚などを配置して、家庭的な雰囲気となっています。

朝食、昼食は、毎日、選択メニューとなっています。
夕食は、各ユニットでご飯を炊いたり、お汁を作ったりしています。
利用者の方に手伝ってもらって、食事作りを楽しんでいただいています。
また、皆さんの使い慣れた茶碗でご飯を食べていただいています。
各ユニットでは、月に1回、食事会を開いています。
自分達で作ったり、バイキングススタイルの食事を楽しんだりしています。
おやつ作りも行っており、皆さんでおやつを楽しみます。

広々とした一般浴室となっています。
チェア浴がありますので、車椅子の方でも湯船に入っていただけます。
特浴も設置していますが、できるだけ湯船に入っていただけるようお手伝いをしています。

その月、その月、各ユニットの担当者が様々な行事を考えて、楽しく過ごしています。
外出では、ドライブや遠足、観劇、お寺参りなどに出かけています。
夏には地域の方々と合同で納涼祭を行っています。
出店を出したり、盆踊りをしたりと、盛大に行っています。
冬にはクリスマス会や忘年会なども行っています。
クラブ活動では、生け花や書道、手芸、園芸などがあり、ご希望のものを楽しんでいただいています。
週1回、菓子等の移動販売があるのも楽しみの一つです。
作業療法士を配置し、個々に応じた機能訓練を実施しています。