2020.10.06カリスマスタッフ
第161回カリスマスタッフ デイサービスセンター エンゼルなかがわら 管理者 理学療法士 課長 林靖幸さん
【 ひとこと 】
私は高校時代、不注意から腰を怪我してしまいました。
これまで自由に動けていたはずの足は、痺れてしまって動けない。
その辛さから救ってくれたのが、理学療法士さんだったのです。
進路を考えた際に、動ける脚と希望を与えてくれた『理学療法士』という職業が頭をよぎりました。
医療系に勤めていた母の「向いていると思うよ」という言葉の後押しもあり、理学療法士になろうと決意して、今に至ります。
理学療法士になって18年、エンゼルなかがわらに勤務して、今年で5年目。
仕事では『利用者さまが、自宅で自分の事が自力でできること』を目的としたリハビリを施術しています。
具体的には、利用者さまの「〇〇したいな」が自力で出来るように、日々介助が少なく済むようになるための、身体の使い方や筋力アップのトレーニングのお手伝いが主な仕事内容です。
長年、関節の痛みが強くて、肩が固まって上がらなくなった方がいらっしゃいました。
「もう、よくならない」と諦めてらっしゃったのですが、ご自身の頑張りもあって、今では洗濯物が自分で干せるようになっていらっしゃいます。
最初は嫌がっていた利用者さまが、徐々に笑顔になってくれて「デイに来るのが楽しい」、「このやり方は合っている?」と自分の身体に目を向けられ、自分で出来ることが増えていく…そんな過程を見守れる今の立ち位置が、本当に嬉しくやりがいを感じるのです。
これからも「(利用者さまが)楽しいが一番!」をモットーに、最後まで責任を持ってケアをしながら、少しでも長くお付き合いをしていけたらと思っています。
【 推薦者より 】
林さんは、利用者さまのコンディションをよく観察し、日常生活のさりげない仕草や動作を見逃さず、「あっ!その立ち方良いですね!もう少しここをこうしましょう!」など、具体的で分かりやすい声掛けと一緒に行う介助を得意としています。
ベテラン理学療法士としての十分な経験と、利用者さまのどんな様子の変化にも敏感にとらえられる感性をもち合わせているからでしょう。
利用者さまは、林さんの声掛けによって「自分で歩けた、立てた」と自信をもち、「もっとこうしたい!」「こうなりたい!」と、自然とモチベーションが上がってくるようです。
『リハビリの施術時間』だけにとらわれず、そうした林さんの一人一人と真摯に向き合う姿勢は、なかがわらの『生活に息づいたリハビリ』に繋がっています。
利用者さまのこれからの生きる喜びや、毎日の幸せを充実したものにするためのコンディション作りのためにも、より多くの人に林さんと出会って欲しいと思います。
ダブルヘミ(両片麻痺)で歩きにくくなった
利用者さまと、歩行トレーニングを行っている林さん
きつい歩行トレーニング後も、
林さんの話術にかかればこの通り、笑顔です!