2023.10.01カリスマスタッフ
第193回カリスマスタッフ 特別養護老人ホーム 和光苑 介護福祉士 副主任 西山 友基さん
【 ひとこと 】
大好きな祖父母がしてくれたように、相手を優しく包み込みたい
介護業界に入って、今年で8年目です。
仕事については、中学生の頃から「人と関わる仕事が良い」と考えていました。
幼い頃から、人とのコミュニケーションが好きでしたので、パソコンとにらめっこする事務的な仕事よりも、人と関わりのある仕事に興味があったのです。
「介護業界へ進もう!」と決めたのは、大好きな祖父母が施設にお世話になったことがきっかけでした。
私が小学生の頃、祖父母は自然が豊富な東温市の滑川に住んでいました。
夏休みの期間中はずっと、朝から晩まで祖父母と一緒に過ごすのが、西山家では当たり前。
バスが1日に2本しか来ないような田舎なので、派手な遊び場所はありませんでしたが…
住んでいた松山市ではあまり味わうことの出来ない、山・川・畑の遊びが面白くて、毎年、夏が来るのを楽しみにしていました。
毎日のように「川に遊びに行こうよ!」と言う自分に、嫌な顔一つせず「いいよ、行こうか!」と、付き合ってくれた祖父。
そして泳ぎ疲れ「そろそろ帰ろうか」という頃になると、まるで見計らったかのように、タオルや飲み物を用意し、家の前で待っていてくれた祖母。
砂利道を歩きながら、祖母を見つけ「ばぁちゃーん!」と呼びつつ、素足で走る自分。
今でも大切にしている、夏の思い出です。
祖父母は、優しくて、穏やかで、いつもニコニコと笑ってくれていました。
本人たちに直接、言った事はありませんが「自分もそんな風に人と接したい。柔らかな雰囲気をつくり、相手にリラックスしてもらいたい」と、密かに思っています。
たくさんの時間を共にしてくれた祖父母は、自分にとって大きな存在です。
だからでしょうか、祖父母くらいのご年配の方々が視界に入ると、ついつい目で追ってしまいます。
そして、ご年配の方が大変そうにしている様子を見かける度に「何か、お役に立ちたいな」と思う気持ちを持っている自分に気付きました。
ちょうど祖父母が施設にお世話になった頃、自分は介護の専門学校へ進むことを決めたのです。
和光苑とは、専門学校の実習でお世話になりました。
現場実習で2週間ほど学んでいた際に、「このまま、一緒に働きませんか?」とスタッフさんたちにお声がけいただいたのです。
スタッフさん同士が仲良く、支え合いながらお仕事をしていた様子や、現場の雰囲気が自分に合っていると感じたので、専門学校卒業後は和光苑で働くことに決めました。
あれから8年が経ち、副主任として専門学校生たちの実習の指導する立場になっています。
自分を受け入れてくれた優しい先輩方の気持ちを受け継いで、1人でも多くの後輩を育てていきたいです。
介護職は責任のある仕事ですが、その分、やりがいも大きい仕事だと思っています。
かつて祖父母が自分にしてくれたように、ご利用様やご家族の方に「心地よいなぁ」と思っていただける場所や雰囲気をご提供できるよう、これからも頑張ります!
【 推薦者より 】
心優しい、おばあちゃんたちの人気者!
西山さんは、見た目通りの優しい方です。
人が傷つくようなことなんて、言いません。
誰からも好かれていますが、特にデイサービスをご利用されている、おばあちゃん達に人気!
ファンもついていて、「今日は西山くん居るの?」とよく聞かれます。
優しく包み込んでくれる『西山オーラ』に、癒されているご利用者様も多いようです。
時に、安全や衛生面などから、ご利用者様に厳しくお伝えしなければならない事態もありますが…
そんな時でも、相手の気分を害することなく、上手く伝えられています。
「言いにくいことを、相手に上手く伝えられる能力」は、西山さんの魅力の一つですね。
アフターフォローもしっかりしていて、西山さんの人柄が表れているように思います。
西山さんは、学生時代の教育実習が縁で、こちらに来てくださいました。
今では、西山さん自身が学生の教育実習を担当してくれています。
先輩として、後輩の育成に力を入れてもらえるとありがたいですね。
今後を楽しみにしている、期待の職員です。
これからも頑張ってください、応援していますよ!
「観察することは、怪我や病気を未然に防ぐ第一歩」と西山さん。
ご利用者さまの体温・皮膚の状態・顔色など、注意深く観察しながら、日々のお声がけを行っています。
ご利用者様やご家族の方からの「ありがとう」という言葉が、日々のやりがいにつながっているという西山さん。
「自分の大切な祖父母がされて欲しいように、一人一人と向き合って介護していきたいです」と笑顔。
特別養護老人ホーム 和光苑
愛媛県松山市井門町1099番地
TEL 089 – 969 – 0001