2024.07.02カリスマスタッフ
第202回カリスマスタッフ 地域密着型特別養護老人ホーム ウェルケア道後 リーダー 鈴木 浩一さん
【 ひとこと 】
ウェルケア道後を包み込む『おとん』的な存在
介護業界に入って、今年で7年目です。
転職を考えていたタイミングで父が病気になり、介護が必要になりました。
ちょうどその頃、訪問介護の仕事をしている親族から「介護の仕事が向いていると思う」とオススメされ、介護業界での就職を考えるようになったのです。
親族の働く介護施設の職場見学をさせてもらったのですが、自分に介護の仕事ができるのか、ちょっと心配でした。
妻からも「子どものオムツ交換も苦手だったのに、大丈夫?」と心配されていたので、「自分にもできる」という自信を持ちたいと思ったのです。
そこで、内定をもらったウェルケア道後へ「事前に、ボランティアで職業体験をさせてもらえないか?」と、相談しました。
私は施設の立ち上げスタッフとしての内定をもらっていたので、まだその時点ではウェルケア道後はオープンしていませんでした。
そのため、系列施設のウェルケア高浜で、デイサービスを1ヵ月、特別養護老人ホームで1ヵ月ほど体験をさせてもらうことになったのです。
私はもともと、人と話すのは得意ではありませんでしたが、ボランティア体験のデイサービスで、ご利用者様とお話したり、レクレーションを楽しんだりすることで、いつしか自然と会話を楽しめるようになってきました。
特別養護老人ホームで、心配していたオムツ交換を実際に体験してみたところ、思っていたほど苦手ではないことも分かり、よかったです。
デイサービスと特別養護老人ホームのボランティア体験を通して、自分もお役に立てそうだと自信がつきました。
オープン当初のウェルケア道後は、自分だけでなく、他のスタッフもご利用者様も、みんなが「初めて」で、色々と手探りしている状態でした。
介護未経験だった自分にとって、一足先にボランティアとして体験できていた点は、とても良かったと思っています。
あれから7年が経った今では、ご利用者様とのコミュニケーションにも慣れ、むしろ自分から積極的に話しかけられるようになりました。
これまで笑顔をあまり見せてくれなかったご利用者様が、コミュニケーションを重ねることで、たくさんの笑顔を見せてくださるようになることが嬉しく、この仕事のやりがいになっています。
私の趣味は、DIYで何かを作ることです。
施設のキッチンに大きめの棚を作ったり、アイランドキッチンに木製のドアを作ったりして、みなさんから喜ばれています。
ご利用者様から人気の高い、ウェルケア道後の夏祭りの催し『人間モグラ叩き』の装置も、自作しました。
装置の中には、茶色タイツに髭付きの赤い鼻、黄色のヘルメットを着用し、『モグラ』に扮した私が入っています。
右に左に穴を移動し、ハンマーで叩かれるのはとてもハードですが、ご利用者様たちがとても喜んでくれるので、今年もモグラになる予定です。
ウェルケア道後の定番出店になりつつあるので、「モグラをこなせる体力を付けなければ!」と日々、思っています。
去年から、ユニットのリーダーを任されるようになりました。
これまではリーダーに頼っていましたが、今度からはご利用者様やスタッフたちにも頼ってもらえるような存在になりたいと思っています。
今まで以上に介護のことを勉強して、なんでも答えられるリーダーであれるように、頑張りたいです!
【 推薦者より 】
誰からも愛される、とっても温厚で女子力の高いリーダー
鈴木さんは見た目通り、とにかく温厚な方です!
器が大きく、職場でイライラした雰囲気を見せたことがありません。
そのため、朝から鈴木さんの姿を見て、ほっこりするご利用者様やスタッフが多いですね。
みんなを包み込んでくれる、『おとん』のような存在です。
鈴木さんは謙虚で、知ったかぶりをしません。
分からない事は、しっかりと調べてからお返事してくれる、そんな真面目さも素晴らしいです。
報告・連絡・相談も徹底されているので、安心感があります。
手先が器用で、色々な作品を作っては、ご利用者様やスタッフを喜ばせてくれる、高い女子力(!)も魅力の一つです。
これからも、その温厚さや謙虚さを武器に、みんなから愛され続けてください。
リーダーとなって大変なことも多いと思いますが、一緒に頑張っていきましょう!!
鈴木さんが手作りしたフェルト人形を見て、ご利用者様は「あら、可愛いねぇ!」と笑顔。
車椅子でご利用者様とお散歩する鈴木さん。
ご利用者様の体調について気遣われていました。
地域密着型特別養護老人ホーム ウェルケア道後
愛媛県松山市下伊台町乙129番地9
TEL 089-993-8232