2020.10.22認知症診断ツール
長谷川式認知症スケール(HDS-R)

長谷川式認知症スケールは、1974年に、精神科医の長谷川和夫先生(開発当時:聖マリアンナ医科大学教授)によって開発された簡易的な知能検査です。
(発起人:東京慈恵会医科大学 新福尚武教授)
開発当時「痴呆症」と呼ばれていた認知症を、誰が診断しても同じ結果になるような尺度を作るべく、診断のために必要な項目を作成し、その結果が数値化できるように作成されました。
1991年に一部改定を経て、現在も利用されています。
(改訂長谷川式簡易知能評価スケール:HDS-R:revised Hasegawa dementia scale)
30点満点の9の質問により、短期記憶や見当識(時・場所・時間の感覚など)、記名力などを比較的容易に点数化し評価できるようになっています。
・20~30 異常なし
・16~19点 認知症の疑いあり
・11~15点 中程度の認知症
・5~10点 やや高度の認知症
・0~4点 高度の認知症
【改定 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)調査票】
※印刷してお使いください。
※検査のワンポイントアドバイスも記載されています。
長谷川和夫 先生の書籍も、ぜひ、ご覧ください。
「長谷川式認知症スケール」を開発した先生自らが認知症となって感じたことが書かれています。
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