2019.07.08今月のメディカサイト特集
介護施設で働く、外国人実習生、増えています!~技能実習生受け入れ活動レポ 第1弾~
今、介護施設で働く外国人の数が増えてきています。
どのような流れで外国人を雇用し、そして実際に受け入れている施設や働いている外国人スタッフの現状はどんな感じなのでしょう。
外国人スタッフ受け入れのハブとなっている、えひめパートナーサービス協同組合(旧:愛媛ケアサービス協同組合)に取材をさせていただきました。
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最初の受け入れは今年3月。 7法人10施設が手を挙げ、19人の外国人技能実習生が入国。 1ヶ月間講習を受け、4月10日から勤務を開始しました。 4月には2期生が17人、7月末には3期生が11人、10月末には4期生が11人と、次々と受け入れの予定が立っています。 |
現在、えひめパートナーサービス協同組合(旧:愛媛ケアサービス協同組合)で受け入れているのは100%ミャンマー人です。 ミャンマーにある送り出し機関と連携している日本語学校の方が松山出身で、そことやりとりをしながら受け入れを進めています。 |
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とても人気です。 ミャンマー人はとても真面目で、「両親を楽にしたい」という気持ちを持っている人がほとんどです。 ミャンマーで働くよりも、給料が高いので、日本で働いて両親に仕送りをするというスタイルが、憧れになっているようです。実習期間中は、観光地を訪れるなどの気分転換を挟んでいます。 みなさんとても喜んでくれています。 |
本来、「外国人技能実習制度」とは、日本で培われた技能、技術又は知識の移転を図り、開発途上地域等の経済発展を狙う「人づくり」に寄与することを目的として創設された制度です。 ミャンマーの技能実習生は介護施設での雇用を自ら望んでくれて、かつ真面目でよく働いてくれるので重宝しています。 ミャンマーには、「介護職」という概念がないのですが、勉強熱心なので介護向きだと思います。 お年寄りを大事にする文化があるので、利用者さんにもとてもやさしいです。 |
交通ルールやゴミの分別など、細かい違いがあるので、最初にレクチャーをしています。 特にゴミの分別は、トラブルの元となるのでしっかり教えています。 語学面が一番心配でしたが、想像以上に日本語ができるのでびっくりしています。 文字もとてもきれいで、多少の間違いはあってもしっかりコミュニケーションが取れているので心配はありません。 |
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えひめパートナーサービス協同組合(旧:愛媛ケアサービス協同組合)を通じて、ミャンマーからの実習生を受け入れ、雇用がスタートしている「パートナーハウスかとれあ」さんを訪ねてみました。
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最初は、言葉やコミュニケーションの面で不安があり、本当に現場の戦力となるのか心配している職員もいました。 しかし、実際に実習生が来ると、そのコミュニケーション力の高さ、勤勉で素直なところに心が動かされ、最初は不安に思っていた職員も今ではすっかり打ち解けています。 |
実習生はみんな優しいので、利用者さんからもとても可愛がられています。 利用者さんには、ミャンマー=旧ビルマという認識の方も多く、ミャンマーに対して「親日」のイメージがあります。 「遠いところからわざわざ~」と、位置関係まで把握している利用者さんもいます。 |
日本はきれいです。 静かで、ゴミもありません。 涼しくて快適です。 山もきれいで、食べ物も美味しい。 仕事はおもしろいです。 入居者さんとリハビリ体操をするのが、楽しい。休みの日にショッピングに行くのも楽しみです。 「ユニクロ」と「しまむら」によく行っています。 家族とは、毎日のようにビデオ通話をしているので寂しくありません。 休みの日は勉強しています。 もっと上手に日本語を話せるようになりたいからです。 |
ジンさんとロダさん |
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