2015.04.23今月のメディカサイト特集
~お出かけ場所特集~『土に触れて、自由に描いて、砥部焼き体験』
砥部焼観光センター 炎の里
・手び練り体験
・絵付け体験
お年寄りの皆様に、楽しく過ごしていただきたい!
デイサービスやグループホーム等のお出かけ場所として大人気の、砥部焼き観光センター 炎の里 さん。
皆様は、もう、お出かけになりましたでしょうか?
手び練り体験、絵付け体験など、手を使い、頭を使い、そして会話が生まれる、とても楽しい、砥部焼き体験です。
愛媛に住んでいるからには、やはり、体験しなければなりませんよね♪
今回は、デイサービス2施設の皆様に同行させていただき、手び練り体験、絵付け体験を見学させていただきました。
皆さんの、楽しい笑顔と、素晴らしい作品に感動です!!
砥部焼きとは
この里には、約2000年も昔から生活の必需品であった砥石を採り、その砥石を瀬戸内海円の人々に届け古代の人々の生活を支えてきた歴史があります。
石を生活の場に届ける・・・・ それが砥部です。
そして、今より300年前からこの砥石を器にするようになりました。
磁器の器に加工し、その時代その時代の人々の生活に送り届けています。
この里の恵である陶石に、職人のインスピレーションと技で形を与え、その時々のシチュエーションにあわせ送り続けています。
砥部焼きの歴史
http://www.tobeyaki.co.jp/history.html
■ 手び練り体験
ねんど創りの中でも最も基本的な創り方です。
こねたりくっつけたり自由な発想で創れます。
薄い板状に粘土を伸ばしたり、紐状の粘土をぐるぐる巻いて作ったり、と自由です。
注意点としては、焼き物はどうしても乾燥させたり焼いたりすると縮んでしまいますので、くっつけ方が弱かったり、薄いと割れたりすることがあります。
でもインストラクターの先生が優しく教えてくれますので気軽にチャレンジしてください。
体験料金 1,575円(税込み)
粘土 800g(湯呑 約2個分)
体験時間 約1時間~2時間
何を作ろうか?
どのように使おうか?
皆さんが思い思いに考えて、粘土をこねていきます。
初めての方でも先生がついて、
教わりながら作れますので心配ありません。
800gの粘土は、湯呑で約2個分です。
あれやこれや言いながら、会話がはずみます。
『指のあとも愛嬌やねぇ。』
『お父さんが、お酒が好きやけん、おちょこ用の小さいやつを作ってるんよ♪』
『この凹み具合がいいなぁ』
『それ、私が凹ましてしもうた!』
作っている皆さんのお顔は、笑顔ばかり。
楽しく会話をしながら、土をこねて、形を作っていきます。
焼いたら、2割くらい小さくなるので、取っ手などは、少し大きめに作るのがコツです。
取っ手は、練り込むようにつけていきます。
『これは割れんやろうか?』
『ここは割れやすいので、もう少し撫でてなじませてください。』
丁寧に教えていただきながら、最後の調整を行います。
箸やヘラを使って、細かい形を整えていきます。
早く作りすぎると焼いたときに割れやすくなります。
ゆっくり作りすぎると土が固くなってきます。
水をつけすぎると、乾き方が変わってくるので割れやすくなります。
指でなぞって、まんべんなく水分を広げるのがポイントです。
最後は、軽く撫でて、最終仕上げです。
約3週間後に、素焼きされて絵付けに入れます。
絵付けをされない場合は、約1ヵ月後に、お手元に届きます。
今回、同行させていただいたご施設
通所介護事業 梅本の里 さん
〒791-0242
愛媛県松山市北梅本町1624-1
Tel 089-975-6985 Fax 089-975-7946
>> メディカサイト施設紹介ページ
http://www.medica-site.com/shisetsu_detail.php?recid=47
■ 絵付け体験
ここでは、絵付けを楽しんでもらえます。素焼に焼き物の絵具である呉須(ごす)で自由に絵を描いてゆきます。
ここでは特に準備はいりません。気軽に体験してくださいね
絵付けした後は、約3週間で完成です。
遠方の方には配送サービスも行っております。
描くだけではなく赤ちゃんの呉須の手形なんかもできてしまいます。記念にお一つどうでしょうか?
体験料金 525円~(税込み)
茶碗、湯呑、丸皿、コーヒー椀、マグカップ等
体験時間 約30分~1時間
絵の具は、絵付けする時の色と、焼きあがった時の色が違います。
スタッフの方の説明を聞いたら、色を選んで描いていきます。
絵付けのコツは、絵の具をよくかきまぜ、しっかりと筆につけて書くこと。
焼きあがると、色が薄くなるので要注意です。
壁には、絵付けの注意項目が5つ!
1. 絵の具は時々まぜる
2. 色を変える時は筆を変える
3. 重ねぬりすると出来上りが悪くなります
4. 赤色絵の具は、手形や文字にしようしない方が良い
5. 必ず名前を書いて下さい
器の底には、きちんと名前を書きましょうね♪
器の種類は豊富で、湯飲、コーヒーカップ、茶碗など、500円から選ぶことができます。
たくさんの絵のサンプルがあり、
『これがいい!』
『これがかわいい!』
と盛り上がりながら、絵を決めていくことができます。
絵を描かれる方、文字を書かれる方、好みのデザインを選んで描き始めます。
『私、下手やから・・・』
『いやいや、絵心がありますよ!』
『上手いなぁ。』
『もうできたの?』
絵付けをしていると、自然と楽しい会話が生まれます。
人のふれあいにピッタリなのではないでしょうか?
和気あいあいと描かれる方、真剣に黙ってもくもくと描かれる方、
どちらの描き方も楽しめます!
絵や文字を書くだけでなく、手形をつけるのも面白い方法です。
お子さんの場合は、毎年、手形をつけて成長記録としても良いですね。
今回は、おひとりの方が手形に挑戦。
手にしっかりと絵の具を塗り、湯呑をしっかりと握ります。
さて、どのような仕上がりになるのでしょうか?
絵付けした後は、約3週間で完成です。
遠方の方には配送サービスも行っております。
今回、同行させていただいたご施設
通所介護事業所 アドバンス さん
〒790-0912
愛媛県松山市畑寺町1-2
Tel 089-931-8080 Fax 089-931-8000
>> メディカサイト施設紹介ページ
http://www.medica-site.com/shisetsu_detail.php?recid=217
炎の里では、気軽に砥部焼きに触れていただくことができます。
手びねりでは、まず、土に触れるという体験ができます。
土の感触が気持ちよく、手の中で形が変わっていく楽しさがあります。
逆に、思い通りにできない楽しさもあります。
少しずつ少しずつ、形ができていくのが嬉しいですね。
また、出来上がってから、普段の生活に使えますので、使っている生活をイメージしながら作ることができる楽しさもあります。
絵付けでは、自分が求めているもの、使いたいものに、自分が欲しいものを絵付けすることができるのが特徴です。
鉛筆で下書きができますので、思い通りの文字や絵を描くことできます。
また、手のひらに絵の具を塗って、手形をとるのも楽しいですね。
お子さんの場合には、成長記録としてもご利用いただけます。
予約はもちろん、飛び込みでの体験も可能です。
人数が多い場合には、お早めにご予約をいただけましたら、最大300人ぐらいまでの対応が可能です。
体験の際には、最初にきちんと説明をさせていただきます。
体験料金も非常にリーズナブルです。
まずは、砥部焼きを知っていただく。
そして、体験していただき、できたものを使っていただく。
愛媛の砥部焼きを、もっともっと好きになっていただければと思います。
砥部焼きには、土に触れ、絵を考え、筆を動かし、できあがった器を使っていただくという、幾重もの刺激や楽しみがあります。
お年寄りの皆様にも、きっと若々しく健康でいられるためのお手伝いができると思います。
ぜひ、遊びに来てくださいね。
砥部焼観光センター 炎の里
http://www.tobeyaki.co.jp/
〒791-2122
愛媛県伊予郡砥部町千足359
Tel 089-962-2070 Fax 089-962-6611
営業時間 8:30~18:00
車椅子トイレあり
「砥部焼観光センター 炎の里」は、国の伝統産業である砥部焼の作品が並び、製造工程のすべてをご覧頂くことが出来ます。
また、陶工気分を味わっていただける記念の絵付け等、時間に合わせて楽しんでいただけるよう充実した 設備をととのえております。