2015.06.05しあわせごはん
『第9回しあわせごはん 自然の甘みたっぷり! 春キャベツのミンチ詰め』
(1人分)
キャベツ ・・・ 40g
合い挽きミンチ ・・・ 40g
玉ねぎ ・・・ 5g
人参 ・・・ 3g
油 ・・・ 3g
卵 ・・・ 8g
パン粉 ・・・ 2g
塩・こしょう ・・・ 少々
片栗粉 ・・・ 3g
鶏がらスープ ・・・ 100ml
1. 玉ねぎと人参は、みじん切りにしておく。
2. フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎと人参を炒め、冷ましておく。
3. ボウルにミンチを入れ、卵、パン粉、2.を加え、まぜる。塩こしょうを振る。
4. 大きな鍋でキャベツをゆで、冷水にとる。1枚ずつ葉をはがしていく。
5. 一枚ずつキャベツの葉を重ね、その間にミンチを詰めるようにして、元の形に戻して行く。
6. 一塊になったら、タコ糸で縛り、くずれないように固定する。
7. 圧力鍋に鶏がらスープを入れ、5分加熱し、10分蒸らす。
8. キャベツを取り出し、食べやすい大きさに切る。
9. 圧力鍋の中のスープを塩こしょうで味付けし、片栗粉でとろみをつける。
10. 切ったキャベツに9.のあんをかけてできあがり。
2010年度、「ひろた」の食事テーマは、「便秘対策」。お年寄りが、スムーズに排泄できるように、玄米を取り入れたり、栄養のバランスを考えたり、さまざまな工夫をしています。
なかでも特に気を付けているのは、「調味料は極力つかわない」こと。
魚や肉からとったダシで味付けをしたり、旬の野菜をつかって自然の甘みを取り入れたりして調味料を使わなくてもできる、やさしい味付けを心がけています。
今日は、外でいただく「春のおばんざい」の日。
利用者さんが集まったらまずは、シェフから今日の料理のこだわりポイントを説明してもらいます。
時間をかけてダシを取ったということ。
使っている野菜が、ひろた農園(特別養護老人ホーム ひろたの農園)でとれたものだということ。
話を聞くと、さらにおいしくいただけるような気がします。
「温かいものは温かいままで食べてもらいたい」
そんな想いから、汁ものや、あんかけなどは直前に盛るようにしています。
今日のお汁は「すまし汁」と「味噌汁」。
お好みの方を選んでいただけます。
■ よりおいしく食べるために、“特別感”が大切
今日の献立はこんな感じ!
・ そら豆と新生姜のかき揚げ
・ スズキの2色ソースかけ
・ キャベツのミンチ詰め
・ ほうれん草のあんかけ
・ トマトサラダ
・ 肉じゃが
・ 味噌汁
・ すまし汁
・ 果物(メロン・いちご)
お年寄りというと…和食のイメージが強いですがここでは敢えて洋食の献立を。
フルコース風になって、特別感が出るからです。
食事にはときどき、“特別感”も必要。
楽しみながらいただくことが大切なのです。
利用者さんの全員に、できるだけ自分の口で食べてほしいから。
咀嚼がうまくできない人には、ソフト食を。
手がうまく動かない人には、低い器をつかって口まで運びやすくするなど一人ひとりに合わせた食事を用意しています。
お誕生日の利用者さんには、バースデイケーキのかわりに、春キャベツのミンチ詰めをシェフ自らがサーブするサプライズを。
パーティなどをする際には、パーティの日までに、利用者さんたちに招待状を手づくりしてしてもらったり…!
食事の後や、前にもお楽しみをつくるのもポイントです。
“食”は命をつなぐもの。
食事中はもちろん、食後や食前もトータルで充実した時間となりますように。
特別養護老人ホーム ひろた
伊予郡砥部町総津405番地
TEL 089-969-2155
FAX 089-969-5151
>> 特別養護老人ホーム ひろたさんの施設紹介ページ
http://www.medica-site.com/shisetsu_detail.php?recid=90