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>>今月の特集
2013年5月22日、松山市総合コミュニティーセンターにて、四国初の「送迎(福祉)車両安全運転講習会」が開催されました。
定員50名で募集をかけたところ、あっという間に予約で埋まってしまったとか!そんな人気講習会の様子をレポートします。
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この講習会は、大阪に事務局を置く一般社会法人日本福祉車両協会が四国で初めて開催しました。
受付開始から1週間で定員に達し、約50名はお断りすることとなりました。
こんなに需要があることに正直驚きましたが、今の時代に求められている会を愛媛で開催できたことをうれしく思います。
次回はもっと多くの人に参加していただけるよう、100名規模のもの企画中です(7月予定)。
福祉車両は、お年寄りの命を預かる車ということで、よりいっそう安全性が求められます。
この会で疑問点、不安な部分を解決していただき、改めて安全運転を心がけるきっかけとなってくれればと思います。
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株式会社マプト
代表取締役 新屋敷 剛 さん |
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講師は大阪の日本福祉車両協会事務長、平岡さん。
●事故発生のメカニズム
●衝突事故・自損事故・搭乗者事故をなくす方法
●架装装置のよくある故障実例と原因
●ハイエースなどの大型車の側面を擦らない運転方法
●車いすの正しい固定方法および緊急回避方法
などを、スライドをつかって説明しました。
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交通事故の9割は、判断ミス。
脇見や携帯電話の使用(ハンズフリーを使っていても、意識は携帯電話にいってしまい判断ミスが起こります)など、運転に集中できていない状況から起こるものがほとんどです。
参加者の皆さんは、メモをとったり、途中で質問をしたりしながら、真剣に話を聞いていました。
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福祉車両ならではの危険性として、
●内輪差・外輪差による巻き込み事故
●死角による見逃し事故
●送迎スケジュールの遅れによる焦り
●乗り降りするときの、転落
●リフトやスロープの巻き込み
などがあります。
改めて注意点をおさらいすることで、安全運転の意識が高まる座学でした。
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会場の前に、ハイエース3台、タント、ノア、ラクティスの福祉車両計6台が勢ぞろい。
1台に1名のスタッフが付き、自由に見学するスタイルです。
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座学で得た知識を、実際に見たり触ったりしながら復習していきます。
それぞれの車両でスロープをセットし、車椅子での乗り入れ、シートベルトの着用までを説明。
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命を守るために欠かせないシートベルト。
特に車椅子のシートベルトは注意が必要です。
福祉車両が事故をおこし、車椅子の方だけ亡くなってしまうケースも多いとのこと。
胸部固定ベルトの説明や、後ろで固定する方法、背の低い利用者さんへの注意や、最後に少し調整をするだけで安全度が高まることなど、シートベルトを実際にさわっていただきながら説明を行いました。 |
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車の前方にコーンを立てて、死角のチェック。
運転席から、このコーンすべてが見えないのです。
死角をなくす方法は、簡単。
「首をふる」それだけです。
ミラーだけを信じるのは危険です。
目視をして、不安があれば車から降りて確認しましょう。
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普通の車とは違った機能が搭載されている福祉車両。
急な故障が起こったときの対処法なども紹介されました。
説明書をしっかり読むことも大切です。 |
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後ろから見たり、乗り込んだり、さまざまな角度からじっくり福祉車両を見ることができました。
質問にもプロがきちんと答えてくれるので、皆さん納得されました。 |
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送迎などで毎日乗っている福祉車両は、命を預かる大切な車です。
今回の講習会ではその意義を見直すとともに、運転の心掛けなどをおさらいし、安全意識を高めることができました。
また、ケガ人が出ないような小さな事故だとしても、修理が発生すると経費がかかってしまいます。
安全運転は、経費削減にもつながるのです。
講習会第二弾は7月に開催予定です。
次回もぜひ参加をしてみてくださいね。
【一般社団法人日本福祉車両協会】
ホームページ http://jwva.net/
事務局 〒571-0034 大阪府門真市東田町7-8
TEL 06-6901-0294
【一般社団法人日本福祉車両協会 愛媛地区担当者】
ホームページ http://www.h-orange.com/
事務局 株式会社マプト
「福祉車両専門店 オレンジ松山店」
〒790-0053
愛媛県松山市竹原3丁目20-12
TEL 089-913-2201
フリーダイヤル 0120-035-001
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