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『中庸』の心で、福祉ネットワークを形成
愛媛県在宅介護研修センター
2代目研修室長 伊東 寛さん

「学ぶための介護」から「自分が受けたい介護」へ
愛媛県在宅介護研修センター



>>今月の特集

『1人ケアマネのススメ』



居宅介護支援事業所 谷川
谷川 まゆみ さん



最近、全国でも少しずつ増えてきている『1人ケアマネ』

どこの組織にも属さず、利用者さんとじっくり向き合えるのが利点ですが、
反面、運営面や経営面での苦労も多いと聞いています。

『1人ケアマネ』のメリット、デメリット、そして思いなどを、
松山市内で『1人ケアマネ』事業所を運営されている、谷川さんにお話を伺いました。

 
 
 
 
1人ケアマネになった理由は何ですか?


私の人生は、「かっこよく生きたい」という思いがあります。
居宅介護支援事業所での仕事も、組織の中で行っていると様々な制約が出てきます。

組織に捉われずに自由に仕事がしたい。
純粋にケアマネとしての仕事に専念したい。
本当に利用者のための仕事をしたい。

と思ったことが1人ケアマネになった理由です。
それは、すなわち、自分のためでもあります。
ケアマネという仕事の「本来あるべき形」の一つが、1人ケアマネではないのかなと思います。






 
 
 
 
1人ケアマネをスタートさせるためのポイントは何でしょうか?


居宅介護支援事業所を開設するためには、法人格が必要です。
新会社法により、資本金が少なくても株式会社を設立することが可能となりました。
また、知り合いの会社の1事業部として、法人格を使わせてもらうという方法もあります。

法人格ができれば、次に、居宅介護支援事業所の申請です。
地方局に申請書類を提出します。
何度かの修正が必要ですが、約1ヶ月で許認可がおります。

そして一番大切なのが、自分の 『思い』 や 『志』 を応援してくれる人が必要だということです。
ケアマネとしてのノウハウやスキルが必要なのはもちろんなのですが、どれだけの人が、自分の思いや志を理解してくれて、応援してくれるのかということが、その後の仕事につながってきます。
出資をしてくれる、いろいろな知恵を貸してくれる、利用者を紹介してくれる、などなど、応援してくれる人がいれば、安心して仕事をすることができます。

1人ケアマネを考えられている方は、経費節約のためにも、自宅を事業所とされることをお奨めします。
自宅を事業所にすることの最大のメリットは、通勤時間が『ゼロ』になることです。
毎日、通勤に片道30分使っている方は、毎日、1時間の時間が生まれることになります。
また、家庭の仕事と平行しながら行うこともできますので、時間を有効に使うことができます。

1人ケアマネとなると、居宅介護支援事業所としての本来のケアマネ業務のみに専念することができます。
利用者さん、お一人お一人のことを、じっくりと考えてケアプランを立てることができます。

収入が減ることを心配される方がおられますが、車にかかる経費や、携帯電話などの通信料などが、事業所の経費となってくるため、生活レベルとしてはあまり変化しません。
もちろん、大きな収入を得ることはできませんが、ゆとりのある人生を送ることができるようになります。




 

 
 
 
 
仕事を楽しくするポイント


1人ケアマネとして仕事をするにあたって、私は5つのことを大切にしています。


1. まず、基本となるマニュアルをしっかりマスターする。

ケアマネとして得る報酬の90%は、介護保険という公費から支払われています。
私たちが関わっているのは、物ではなく『人』です。
勉強不足です、無知でした、では済まされません。
しっかりと勉強し、経験を積んで、基本をしっかりとマスターする必要があります。


2. 次に必要なのはアドリブである。

アドリブというのは、基本がしっかりしていて、初めて可能となる業です。
基本をもとに、臨機応変に対応できることで、仕事の幅が広がってきます。
マニュアル通りの杓子定規な対応では、様々なケースに対応できません。


3. 仕事を楽しむ。

冗談を言ったり、お調子をしたりするから楽しいというものではありません。
人任せにせず、自分で仕事を組み立て、自分で進んで行うことで、仕事が本当の意味で楽しくなってきます。
自分自身が、仕事を楽しまなければ、利用者も楽しくありませんし、良いサービスを提供することもできません。


4. いつも疑問を抱く。

どの仕事も、これで充分と満足しては進歩がありません。
どうすればもっと良くなるのか、どうすればできるようになるのか?
私たちが関わるケースは、ひとりひとり違います。
常に疑問を持ち、より良い対応を考えていかなければなりません。


5. 余分な仕事を増やさない。

良い仕事をするためには、仕事を簡素化する必要があります。
業務が抱えすぎると、ミスを招きやすくなってきます。
気持ちにゆとりを持つことで、良い仕事ができるようになると思います。



 
今後の活動について


ケアマネとして、「わかりやすい契約」 を推進していきたいと思います。
介護保険のサービスを、よくわからないままに利用されているケースもあります。
介護サービスとはどういうことなのか、認知症とはどういうことなのか?
ご家族にもわかりやすいように説明し、勉強もしていただいて、よりよい介護を受けていただけるようにお手伝いをしたいと思います。

そして、今後、1人で居宅介護支援事業を立ち上げたいという方のお手伝いをしたいと思います。
ただし、本当に利用者のための仕事をしたいという志のある方でなければなりません。
立ち上げのノウハウから、運営のノウハウ、その他、私が持っているものでお役に立てるものがあれば、すべての面で応援していきたいと思います。

また、今までの経験を生かして、介護の質の向上のために、セミナー等も開催していきたいと考えています。



 
 
  居宅介護支援事業所 谷川
  
  〒791-8068
  松山市みどりヶ丘5-15
  TEL 089-952-0661
  FAX 089-952-0691

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