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>>今月の特集
東温市に介護予防を目的とした大学があるってご存知ですか?
その名も「脳トレ大学」
脳のトレーニングや芸術療法を取り入れた楽しい教室です。
リピーター続出で、東温市のお年寄りたちがどんどん元気になっているという評判を確かめるため、取材にお邪魔してきました!
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10:00〜 血圧測定
まずは、一人ひとり血圧を測ります。
今日の体調チェックと、授業終了後の血圧の変化を見るためです。 |
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10:15〜 ウォーミングアップ
手遊びや早口言葉などの簡単なワークで、脳の準備体操。
「これから、脳を動かしますよ〜」という信号を体や心に送ります。
今日は「どんぐりころころ」を歌いながら、チームになって手遊び。 |
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10:30〜 活脳トレーニング�
今日のトレーニングは、最後の一文字を決めてスタートする「円盤しりとり」。
文字数制限もあるので、結構難しいです。
しかし、さすが人生の妙味を体得されていらっしゃる方々! 若い世代ではなかなか思いつかない言葉がポンポン飛び交い、すんなりゴール。
2回目からは、途中の文字も決めてどんどん難易度が上がっていきます。 |
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11:00〜 活脳トレーニング�
運動をしたり、歌を歌ったり、モノ作りをしたり・・・メニューはさまざま。
今日は、スパンコールやマスキングテープ、色紙を使って「残暑見舞い」をつくりました。
この活動には、「芸術療法」を取り入れています。「芸術療法」とは、絵画や音楽などを通じて、言葉にできない心の奥深い世界を表現することで、心身の健康増進をはかる手法のことです。
完成したものを、「大切な人に送ろう」「自分の部屋に飾ろう」とイメージしながらつくることも、心によい影響を与えます。 |
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11:00〜 健康チェック
(活脳トレーニングと同時に)
3ヶ月に1回「 In Body 」という高精度体成分分析装置を使って、健康チェックを行います。
データは毎回記録しているので、前回から体がどう変化しているかが分かります。
「体脂肪が、減っていますね!骨格筋量もあがっていますよ。スゴイです!」というスタッフの言葉に、
「あなたのおかげよ!」と生徒さん。
その人の体型によって体重を増やす、減らすなど、個々にアドバイスをしてくれるので、励みになります。 |
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11:30〜 クールダウン
終わりに、軽く運動をしてクールダウンします。
今日の運動は、紙風船を使います。
体がほぐれたら、深呼吸で気持ちを落ち着けます。 |
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11:50〜 血圧測定
おしまいにもう一度、血圧測定。
授業前よりも、血圧が下がっている人が多いです! |
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◎家でも活用できる!
授業で習うことは、家でも応用できることばかり。
資料は専用のファイルに入れて持ち帰ることができるので、家でも復習することができます。
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◎友達ができる!
メンバーのほとんどは、脳トレ大学で初めて出会った人たち。
同じ空間で同じ作業をすることによって、絆が生まれます。
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◎ ”来るだけ”で健康アップ!
服装に気を配ったり、会場まで歩いて来たり・・・
授業内容だけではなく、「外に出る」「人に会う」だけでも
実は健康増進につながっているのです。
写真は、生徒さんのなかで最高齢86歳のおばあちゃん!まだまだ元気です。
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【 介護予防の大切さ 】 |
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みなさん、要介護状態になってから「これからどうしよう・・・」と考える方が多いですよね。
要介護状態になってからの対応ももちろん大切なのですが、それ以前に「元気でいること」の大切さに着目したのがこの脳トレ大学の取り組みです。
脳トレ大学を通じて、元気で自分らしく一生を終えることができたら、それが一番ですよね!
アートや音楽なども組み合わせた授業は、どなたでも楽しむことができて好評です。
20年度からスタートし、今年度の参加者は延べ人数200人。
「免許の更新に行ったら、脳トレのおかげで集中して試験を受けられ一発合格!」など、うれしい声もたくさん寄せられています。 |
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お話を聞いた人
左:株式会社コンフォルト 浅山可奈さん、
中央:東温市保険年金課 大北勝也さん、
右:東温市保険年金課 矢野映子さん |
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【 これからの試み 】 |
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毎年、卒業のシーズン(3月)になると、「今年も留年します!」という生徒さんが続出。
ありがたいことですが、どんどん新しい人にも入ってきてほしいので、卒業生が活躍できる場を設けたいです。
大学卒業後に行く場所となると、やっぱり「大学院」ですかね? できれば卒業生が先生になるなどして、自主的な活動に展開できたらと考えています。
男性が少ないので、男性の参加者も増やしていきたいですね。
異性が一人でもいるとみんなのモチベーションがあがりますから(笑)。
これから団塊の世代が中心になってきます。その方々に参加していただくにはどうすればよいかが今後の課題です。
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