和田さんは、利用者さまと職員に「ごはん・お汁・『3品のお料理』」の昼食を手作りしています。
この充実したお食事で、なんと1食250円!
時を経て、物価も徐々に値上がりしてきましたが、主婦と同じようにやりくり・工夫を行ったことで、驚くことに開設時から一度も値上げをしていないそうです。
和田さんの理念は「旬の食材を使う」と「メニューは固定観念に縛られない」
旬の食材は、その時が一番安くて手に入りやすいし、栄養価も高くて美味しい。
そんな「旬の食材」を積極的に使います。
また、メニューは、「これじゃないと駄目」という縛りを自分に課さないようにしているそう。
カレーにはじゃがいも!というイメージがあっても、里芋やサツマイモも使います。
やわらかさはもちろんですが、認知症デイサービスの介護職という固定観念にとらわれないように心がけています。
これまでの経験によると、「美味しいモノや好きなモノは、食べることができるのです」と和田さん。
これまで刻み食・ミキサー食だった利用者さまが、徐々に食べられるようになった事例も、ここでは多いそうです。
「食への意欲が違うので」と、色合いも気にします。
この1食を楽しみに来てくださる利用者さまが多いので、見た目も美しく。
じっくりと味わっていただきたいそうです。
スパニッシュオムレツは、たまごの黄色とトマトの赤、いんげんの緑が映える、見た目も元気が出る料理!
暑い夏、美味しいものをしっかりと食べて、元気に乗り切りましょう!