一時、facebookでたくさんシェアされていた、
『ボスとリーダーの違い』
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2013/05/100-86c1.html
イギリスの百貨店王と言われた、H・ゴードン・セルフリッジの言葉とのことです。
なるほど!とも思うのですが、
(どちらかといえば、ボスを悪者にしてしまっていますね。)
石崎的には、違う考え方を持っています。
石崎的には4つに分類しています。
・ボス
・ボスモドキ
・リーダー
・リーダーモドキ
石崎的定義でいいますと、
ボス ・・・ 先天性
リーダー ・・・ 後天性
ボスの素質としては、『人が集まる』『指を指すと、その方向に進みたいと思わせる』等があると思います。
ボス素質のある人は、人の観察をよく行い、自然と気配りができる。
だから、側にいて心地よく、話しやすい、声を聞きやすい、信頼されやすい
ということが挙げられるかと思います。
ボス素質は、ほぼ生まれつきといってよいと思います。
努力でできることではありませんし、『力づく』で得られるものでもありません。
現在、ボスの人は、小さい頃からボスのはずです。
一方、地位や権力や財力で、自分がボスだと勘違いしている人を、ボスモドキと呼んでいます。
先ほどの言葉で言うと、
・ボスは権威を切望
・ボスは恐怖をかきたてる
・ボスは失敗の責任を追及する
・ボスは仕事を苦役に変える
あたりは、ボスモドキによるものと言えるかもしれません。
リーダー素質は、与えられたミッションに対して、計画を練り、しっかりと実行に移して、達成していく人だと言えると思います。
資金を管理し、人を配置し、期限を守りながら、ゴールに向かってコツコツと進むことができる人。
この素質は、努力や経験によって身についていきます。だから後天性。
何事も経験重ねることが必要ですが、特にリーダーは、考えて実行して、振り返って、また実行に移してゴールを目指す、PDCAサイクルに基づいた行動ができなければなりません。
もちろん、向き不向きはありますが。
一方、リーダーの権限を与えられたものの、計画も立てず、ゴールもわからず、どのようにゴールにいけばよいのかわかっていないのだけれど、部下を引っ張っていく人を、リーダーモドキと呼んでいます。
リーダーがああだこうだ言う度に、現場が混乱に陥っていく場合は、リーダーモドキのせいだとも言えます。
仕事面のみで考えると、ボスとリーダーは『役割』の違いですので、どちらが、良いとか悪いとかではないように思います。
問題は、ボスモドキとリーダーモドキです。
その視点で下の図を見直すと、
(ボスの位置はおかしいですね。ボスモドキの位置ですね。)

ボスモドキとリーダーモドキだったとしたら、怖いですよね。
どっちに進むのでしょう?
(平成25年8月6日)
|