以前は、9年弱ほど人工透析などを行う腎臓内科で看護師として、在宅での生活を基盤とした患者さんへの腹膜透析の導入指導に関わっておりました。
退院後の患者さんの生活が気になりつつも、妊娠・出産・育児のために退職。
その後、もともとおばあちゃんっ子であったこともあり、デイサービスも併設している「有限会社Elysion」に就職し、主に訪問看護師として働くことにしました。
「有限会社Elysion」を選んだ理由の一つに、子育て応援企業で、私にとって働きやすい職場であったことです。
それから丸4年、在宅ケアの看護師として働いています。
ご利用者さまの多くは、日常のちょっとした体調の変化など「お医者さんに聞く程の事かどうか分からないが、ちょっと気になっている点がある」ものです。
私が訪問看護師として定期的にお伺いし、お話を聞くことで「不安に思っていたことが解消された」と喜ばれることも多くあります。
それは私にとっても嬉しいことで、仕事のモチベーション上昇や、「退院後の患者さんの療養生活をケアしてあげたい」という想いに繋がっているのです。
訪問する先やデイサービスでは、人の顔をしっかり見て観察することを大切にしています。
デイサービスで勤務していたある日のこと、あるご利用者さまが、朝から顔色があまり良くない事に気付きました。
心臓が弱いご利用者さまだったので、特に気にかけておりましたところ、お昼過ぎ頃に発作を起こされ、そのまま失神!
すぐに緊急搬送する手配を行い、事なきを得ました。
そのご利用者さまは、今もお元気にデイサービスをご利用されています。
訪問看護先やデイサービスには、医師が不在です。
病院時代以上に「この瞬間の私の判断にかかっている」というプレッシャーは強くあるものの、私の判断で救えたご利用者さまがいらしたというこの経験が、私の看護の仕事に自信を与えてくれています。
これからは、病院時代の知識は活かしつつ、脳や筋骨格系などの整形外科方面の知識も充実させていきたいですね。
これまで以上に、ご利用者さまの健康をしっかりと支えていける存在でありたいと思います。
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先日、100歳を迎えられたご利用者さまとお話する石川さん。
石川さんがベッド脇に現われると、ご利用者さまもニッコリ。
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リビングでご利用者さまにお茶を用意する石川さん。
ご利用者さまは「男前に撮ってくれよ!」と、はにかみ笑顔をみせてくださいました。
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