私には、一生懸命やった!と胸を張って言えることが一つあります。
それは『子育て』。年子の兄弟を自分なりに精一杯、頑張って育てました。
介護の話で、なぜ子育ての話を?と思われるかもしれませんね。
最近になって「介護は子育てと似ているな」と強く感じるようになってきたのです。
人は、最初と最後は「自分に戻っていく」のではないでしょうか。
嫌だ!と拒否されたら、ワンクッション置いて、気をそらして時間を置いてから、またチャレンジ。
押したり引いたり、相手が気持ちよく動いてもらえるように工夫しながら、やるべき行動を促す…。
そう、まるで私が頑張ってきた子育てのようなのです!
昔の経験を思い出し、活かしつつ、毎日楽しみながら共に成長しています。
実は私には、介護の経験がありません。
これまでの15年間は、事務のお仕事をしてきました。
人ではなく、パソコンと向き合うお仕事です。
転機は7年前。身体を崩した母を、緩和ケアのできる病院で半年ほど介護していました。
その際に病院で働く介護職員の方々が、母だけでなく私にもとても良くしてくれたのです。
その後、母を亡くしてしまった私にも、優しく寄り添ってくださいました。
それらの経験が私にはとても嬉しく響き、第二の人生は「人との関わりを大切にしたい、誰かを笑顔にしてあげられるような仕事がしたい」と強く思うようになりました。
OneLifeを選んだきっかけは、見学の際に聞いた、社長のご挨拶です。
真っ先に「とにかく利用者さまを大切にしてください。スタッフ同士、何でも言い合えるような人間関係を築いてください」という内容をお話しされていて、「ここならずっと頑張れそうだ」と感じ、こちらで働くことを決めました。
OneLifeには亡くした母と近い世代の方が多く、まるでお母さんがたくさん居るかのよう!
自分の家のようにくつろいで欲しいので、出来る限り自由に過ごしてもらっています。
規則はありますが、利用者さんの自分らしさ・やりたい気持ちなどを大切にしながら、メリハリのつけた生活のお手伝いをしているつもりです。
現在は実務経験を積んで、3年後、国家資格である「介護福祉士」の資格取得に向けて勉強しています。
これからも利用者様お一人お一人とじっくり向かい合って、楽しい時間をご提供していきたいですね。
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