全体を俯瞰して見られる管理職を目指したい
介護業界に入って、今年で8年目です。
おばあちゃんっ子だったこともあり、福祉科のある高校へ進みました。
2週間ほど介護施設で実習をする機会があり、その際に「ありがとう」という言葉をたくさん受け取ったことが心に染みました。
「やはり介護業界は、自分に合っている気がする。このまま進もう!」と思ったのです。
介護業界についてより詳しく学ぶため、大学は社会福祉科を専攻しました。
大学での就職活動中、「介護施設で職員になるか?歩行器などの福祉用品を作る方向へ進むか?」どちらにしようかと迷っていました。
そんなとき、大学の先輩から「君は人当りも良く、優しいじゃないか。施設で直接、ご利用者さまと接する方が向いているかもしれないよ?」とアドバイスをいただいたのです。
その優しい言葉に背中を押され、介護施設で働こうと決めました。
いざ介護職員として働いてみると、学校で習った事と、実際に現場でやらなければならない事が少し違っていて、驚いたことを覚えています。
どんなお仕事でも同じだと思うのですが、マニュアル通りの対応ではダメですね。
このお仕事は特に、ご利用者さま1人1人に合わせて最適な行動を考え、選択し続けなければならず、「判断の素早さと臨機応変さが大切なのだ!」と気付きました。
また、自分一人で判断できないと感じたら、適切な人に相談しながら問題に対処していく必要があることも学びました。
ご利用者さまに「熱があるな?」と思ったら看護師さんへ相談したり、現場の先輩の意見を聞いたり。
ご利用者さまのちょっとした変化が、後々の体調を大きく左右してしまう心配がありますから「1人で抱え込みすぎない」「日々の変化を軽視しない」ことが大切だと思っています。
自分は人とコミュニケーションをとることが好きなので、送迎中や介助中にご利用者さまとお話ししながら、調子はどうか、なにか変わったことはないか伺うようにしています。
多くの人と関わりながら、自分自身のスキルアップを感じられるこのお仕事は「なかなか自分に合っているなぁ」と感じているので、就職活動時に先輩からいただいたアドバイスに、とても感謝しています。
現在は介護福祉士だけでなく、相談員としても働くようになりました。
相談員のお仕事は、ご利用者さまはもちろん、看護師、介護職、ケアマネージャー、機能訓練士など、さらに多くの人と関わるので有益な情報がたくさん手に入り、とても勉強になっています。
色々な経験を積むにしたがって、今では周りを見る余裕も出てきました。
今後は全体を俯瞰して見られる、管理職を目指せるように頑張りたいです!
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ご利用者さまと一緒にカードゲームを楽しむ西口さん。 「今日の調子はいかがですか?」と優しくお声がけしながら、ご利用者さまの体調を気遣います。
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「ご利用者さまに苦痛を感じさせないように、細心の注意を払います」と真剣なまなざしの西口さん。
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