介護の仕事をはじめようと思ったのは、子どもの将来のため。
正社員として働く決意をし、ヘルパーの資格をいかし介護の世界に入りました。
最初は、顔と名前を覚えるだけでも必死でしたが、次第に利用者さんが「ありがとう」と言ってくれるのがうれしくて。
その言葉を聞くために、頑張ってきました。
利用者さんは、たくさんの新しいことを教えてくれます。
おはぎとぼたもちの違い、「菜種梅雨」の意味などなど、ポツリとつぶやく言葉にたくさんの知識が入っています。
お風呂に入りたくない、レクをしたくない、家に帰りたい…利用者さんの中には、積極的に活動をしたくないという方もたくさんいらっしゃいます。
そんな時は、ムリヤリ行動をつくろうとするのではなく、その人一人ひとりに寄り添うこと。
まずは耳を傾け、要望を聞いた後、あの手この手で誘導します(笑)。
「いやだよね〜!でもね、デイサービス行ったら、私より若くて美人な子がいっぱいよ〜」
「うんうん。わかるよ〜。でも、そんな寂しいこと言わんとってや〜」
その人にとって必要な言葉と行動を探しながら、向き合っていきます。
誰一人同じ人はいないから、毎日が勉強。
常に向上できるよう、学び続けていきたいです。
|