私は高校時代、不注意から腰を怪我してしまいました。
これまで自由に動けていたはずの足は、痺れてしまって動けない。
その辛さから救ってくれたのが、理学療法士さんだったのです。
進路を考えた際に、動ける脚と希望を与えてくれた『理学療法士』という職業が頭をよぎりました。
医療系に勤めていた母の「向いていると思うよ」という言葉の後押しもあり、理学療法士になろうと決意して、今に至ります。
理学療法士になって18年、エンゼルなかがわらに勤務して、今年で5年目。
仕事では『利用者さまが、自宅で自分の事が自力でできること』を目的としたリハビリを施術しています。
具体的には、利用者さまの「〇〇したいな」が自力で出来るように、日々介助が少なく済むようになるための、身体の使い方や筋力アップのトレーニングのお手伝いが主な仕事内容です。
長年、関節の痛みが強くて、肩が固まって上がらなくなった方がいらっしゃいました。
「もう、よくならない」と諦めてらっしゃったのですが、ご自身の頑張りもあって、今では洗濯物が自分で干せるようになっていらっしゃいます。
最初は嫌がっていた利用者さまが、徐々に笑顔になってくれて「デイに来るのが楽しい」、「このやり方は合っている?」と自分の身体に目を向けられ、自分で出来ることが増えていく…そんな過程を見守れる今の立ち位置が、本当に嬉しくやりがいを感じるのです。
これからも「(利用者さまが)楽しいが一番!」をモットーに、最後まで責任を持ってケアをしながら、少しでも長くお付き合いをしていけたらと思っています。
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