人と関わる仕事がしたくて、大学の時から福祉を専攻。
すぐに介護の仕事をはじめました。
その間、プライベートで受講したアートセラピーがとても楽しかったため、「子どもへの感性教育のために」と臨床美術士の資格を取得。
ふゅうちゃあに入ってからは、その資格を活かし臨床美術の時間をつくることになりました。
臨床美術とは、独自のアートプログラムを用いて、創作活動そのものを楽しみながら認知症の予防や改善、心の解放や意欲の向上、何らかの問題を抱えた子どもたちの回復を目指すアートセラピーです。
認知症の方は、つくったものもすぐに忘れてしまうことが多いですが、大切なのはその一瞬の「楽しかった」。
臨床美術は、使う材料も本格的。「本物」を使うことで、感性が呼び起こされます。
何色を選ぶかなど、活動中に「選択」のシーンが出てくるのもポイントです。
頭と心を使って、自分の内面を表現。
完成したら、みんなで鑑賞会を行い、フィードバックをもらうことで「肯定される」「居場所を感じる」という経験をすることができます。
介護にかかわらず、臨床美術をもっと愛媛に広めるべく、イベントや研修会を企画したり参加したりしています。
必要としている人に届くように、これからもまずは私自身が活動を楽しんで、もっと上の資格取得も目指していきたいです。
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