責任感の強い、体育会系!
介護業界に入って、今年で18年目です。
「これからの人生、人のお役に立てることがしたい!」と思い、思い切って事務職から、介護職へ転向することにしました。
介護職員になった私に、知人たちは「介護職って、大変そう!」「介護なんて絶対、私には無理だわ!」「介護ができるなんて、凄いね」と労いの声を掛けてくれます。
でも、私は「そう難しいものではないよ」と思っているのです。
朝になると起きて、ご飯を食べ、お風呂に入り、トイレに行き、自由時間を過ごす。
ご利用者様と自分自身の生活に、そこまで大きな違いはありません。
そういった普段の生活に、少しお手伝いが必要なだけです。
ただ、どんな仕事でもそうですが、慣れるまでは大変だと思います。
介護そのものの技術や、段取りを把握して行動すること、物事の優先順位を判断することなどは、ある程度の慣れが必要ですね。
大変な事といえば、ご利用者様の精神面のケアに難しさを感じることがあるかもしれません。
昨日と同じ介護を行っても、今日はご不満だった!ということもあります。
そのような場合は、「ご利用者様は、何に困っているのか?」に目を向けることで、解決したケースもありました。
自分とご利用者様との認識のズレを埋めることで、不安や不満から生じる問題行動が引き起こされてしまう可能性が下がるので、相手の話を聴いたり、どうしてそのように行動しているのかを観察したりすることが大切だと思います。
この「相手の話を聴いたり、どうしてそのように行動しているのかを観察したりすること」はスタッフに対しても、私が心掛けていることの一つです。
介護主任という立場上、何か問題が起こった際は少々言い辛いことであっても、スタッフにちゃんと伝えなければなりません。
先ほどの心掛けを意識しながら、相手の意見や言動を尊重しつつ、慎重に言葉を選ぶようにしています。
昔は自分の「言葉」が原因で、上手くいかなかったケースもありました。
発言後、「あの言葉は、どのように受け取られただろうか?」と悩んだり、後悔したりする性質なので、尚更、言葉の扱いには慎重にならざるを得ません。
スタッフには「見た目とギャップがある」とよく言われますが、実は気が小さく、目立つのは苦手。
責任感の強さから、自分の仕事を他人に振るのも苦手で、一人でなんでも抱え込みがちなタイプなのです。
ある時、抱え込みすぎて辛く感じていた私を見かねて「言ってくれたら、私も手伝いできますよ」と、周りのスタッフたちが声を掛けてくれたことがありました。
その時に「全部、自分一人で背負わなくてもいいんだ。信頼できるスタッフたちが居るから、無理しなくても大丈夫なんだ」という事に気付かせてもらえたのです。
今では、スタッフみんなで分担して『チームで問題に取り組んでいく』という体制をとっています。
そのような経緯もあり、はるみかんのスタッフはチームワークが良く、職場の雰囲気も明るい職場。
私にとって働きやすい環境に身を置いているので、いつもニコニコしていられます。
そのおかげもあってか、ご利用者様のお部屋に顔を出し、「今日は私が担当です」とお伝えする際に「あなたなのね、良かった」「あなたの顔を見ると、安心するのよ」と仰ってもらえることも多くなりました。
そのお言葉をいただく度に、「あぁ、嬉しいな。今日も頑張ろう!」「この仕事を続けていて、良かったなぁ!」と、しみじみ思うのです。
今後の目標は、自身のスキルアップのためにもケアマネの資格を取得したいと思っています。
あとは、チーム全体の介護技術の質を上げていきたいですね。
これまでに研修で得た認知症に特化した知識や、スタッフたちから得た良い知識など、介護のノウハウを現場に統一できたら、嬉しいです。
これからも明るく元気に、自分らしく頑張ります!
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100歳のご利用者様と、時事ネタで談笑する小田さん。 「いつまでもお元気でいてくださいね!」と笑顔。
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「今日のご飯も、美味しいですか?」とお伺いする小田さん。 ご利用者様は自助具のフォークをとても上手に使いこなし、パクパクと召し上がっていました。
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