落ち着いた口調で相手を包む、ナイスガイ!
介護業界に入って、今年で13年目です。
50歳という節目を目前にして、これまで全く縁の無かった介護の仕事にチャレンジしてみることにしました。
ホームヘルパー2級の資格を取るカリキュラムへ参加した際、同世代の方が多く居て、ホッとしたのを覚えています。
私が介護させていただくご利用者様の多くは、私の両親と近しい年齢の方々です。
私は5年前、母を急に亡くしました。
母に孝行できなかった分、ご利用者様を大事にしてあげたいという想いで、身の回りのお世話をさせてもらっています。
父は、現在90歳。介護職に挑戦することを告げると「そうか、頑張れ」と笑顔で送り出してくれました。
父が介護を必要とした際は、ここでの経験が活かせたらと思っています。
この仕事に就くまでは、自分で料理をする機会はありませんでした。
食事に関しては妻に任せっきりでしたから、自分がご利用者様へお食事を作らなければならないことを知り、少々焦りましたね。
料理修行に我が子を付き合わせていたのですが、何度も「お父さん、味が薄すぎるよ」と言われていました。
修行の成果もあり、今では魚の煮付けが得意料理になっています。
介護業界に進んだことで、自分自身の生きる力も育まれて、ラッキーでした。
私は元々、小さな頃から人との付き合いが苦手で、話すことも苦手。
大学時代に入った応援団のサークル活動がなければ、今でも暗いままだったと思います。
そのサークルで対人関係を学べたことで、「眠れないんです」と仰るご利用者様に対して、眠られるまでお傍でずっとお話を聞くことも、苦ではなくなりました。
たくさんお話したことで安堵され、気持ちよさそうに眠られているお顔を拝見すると、こちらもホッとしますし、とても嬉しい気分になります。
「とりあえず3年も関われば、それなりに仕事が分かってくるかな?」と入った介護業界も、気付けば13年が経っていました。
なんだか、あっという間だったように思います。
昨年、介護福祉士の資格を取ることができました。
今年の4月から、介護主任の役職もいただき、着実にレベルアップしています。
これからも、ご利用者様と自身の体調管理に気を付けながら、毎日元気に、ご利用者様とスタッフの笑顔を守り続けたいです!
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ご利用者様にサッと近付き、「今日の調子はどうですか?」と話しかける和田さん。 元々、人と話すのが苦手だったとは思えません。
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「とっても楽しいのよ!」と、数字合わせゲームを楽しんでいらっしゃるご利用者様。 和田さんは「次はこれを」とパズルのピースを渡し、雑談をしながらご利用者様と一緒に遊びます。
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