相手をたてる、控えめなお人柄が好感度◎!
介護の世界に入って、18年目です。
昔からお世話好きな性格だったので、中学時代は「保育士」に憧れていました。
しかしピアノが弾けなかったので、保育士になる夢は、あえなく断念。
中学の先生や両親から、「お世話好きという長所を活かせるのでは?」との助言をいただき、介護を学べる高校へ進むことにしたのです。
高校で介護についての勉強をしていくうちに、しだいに介護職に興味が湧きました。
高校卒業後は、病院で3年程、介護のお仕事を経験します。
働き始めの10代の頃は、業務にスピード感を求めている節があり、早く業務をこなすことが有能だと思っていました。
しかし、経験を重ねるにつれて、早いだけではなく柔軟さも必要だと気付き、少しずつ丸くなっていきましたね。
仕事が少し落ち着いてきた頃に結婚。
2人の子どもを授かり、「今以上に、介護職員としてステップアップして稼がなければ!」と感じ、職員の募集をしていた高井の里へ移ることを決めます。
それから10年以上勤務し、2年前には「主任」という役職をいただいたのですが…
年上の職員が多く、自分の経験値不足が心配だったこともあり、「自分でいいのかな?」という不安で仕方なかったです。
けれども、先輩職員たちから、「適任だね」「応援しているよ!」という声をたくさんいただき、少しずつ自信が付いてきました。
仕事も忙しくなり、嬉しいことも悲しかったことも忘れてしまいがちですが、今でも覚えていることがあります。
それは、要介護の重いご利用者様から、誕生日にプレゼントしてもらった直筆の手紙です。
その手紙には、震えた文字で、優しい言葉がたくさん綴られていました。
亡くなる数カ月前のタイミングだったのにも関わらず、自分のために一生懸命、力を振り絞って書いてくれたことを思うと、胸が熱くなります。
今でも大切に保管していて、たまに読み返しては、あたたかな気持ちがよみがえる、大事な宝物です。
お世話好きであったものの、人見知りが強いタイプだったので、利用者様とのお話も得意ではありませんでした。
何を話したらいいのか、分からなかったのです。
今では、だいぶ上手になってきて、ユーモアを交えた会話も出来るようになりました。
相手がどうして欲しいか、今どんな状況なのかを観察することの大切さを実感しています。
人と関わるのが、前よりもずっと好きになりました。
これからも、ご利用者様や職員のみなさんと、楽しくコミュニケーションをとりながら、大好きな現場で介護士のお仕事を続けたいと思っています!
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「いつも楽しくお世話させていただいています」という栗田さんの言葉通りだということが、ご利用者様の満面の笑顔から伺えます。
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「目を見てお話することを大切にしています」と栗田さん。 ご利用者様、一人一人に目を配り、スッと近づいて「体調はいかがですか?」と世間話を始めていました。
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