私は介護の仕事に就いて、今年で10年になります。
私が中学生の時、母子家庭の中で祖母が認知症を患いました。
その際、デイサービスを利用していたのですが、体力的・精神的に助けられたという感謝の気持ちが、今でも強く印象に残っていて、介護に行きついたのだと思います。
先日、利用者さまのお部屋で見つけた、一枚の写真に目を奪われました。
なんと!私の祖母が、利用者さまの隣に座り、笑っているではありませんか!
…導かれたのだろうか?と、運命的なものを感じられずにはいられませんでしたね。
利用者さまも認知症でいらっしゃるので、当時のことをお伺いすることは叶いませんが、きっと祖母と一緒に過ごされていた、関わりのあった方なのでしょう。
当時は幼くて、あまり祖母に協力できなかった分、ご利用されている方々のお役に立てるように、頑張っていきたいですね。
管理職に就き、難しいことも多くなり、人を引っ張っていく大変さなどを身に染みて感じていますが、その分やりがいも多くなりました。
些細なことでもスタッフさんと共有し合い、協力しあって支えられているからこそ、今この場に立てていると思っています。
先日、利用者さまのご家族の方に「ここで最後を迎えられて、良かった」と言っていただけました。
そういったお言葉をいただく度、今以上に良い環境にしたいと思う原動力となっています。
グループホームかがやきは、地域に根付いた「ここにないといけない」施設でありたい。
その施設を支えてくれるスタッフたちが働きやすい環境や仕組みを整え、次の人材を育てていくのも、私の大切な仕事だと考えています。
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