「地域看護」でご利用者様を支える
医療の道に進んで、約21年になります。
実は、中学の頃から看護師に憧れていました。
幼い頃に病院で目にした、白衣姿でキビキビと働く看護師の姿が、強く印象に残っていたのかもしれません。
進路を考えた際、「手に職をつけたい」という現実的な考えと、看護師への「自分もあんな風になりたい」という憧れが一致し、看護学校に進学することにしました。
看護学校卒業後は、ご自宅や施設で行う生活支援の「地域看護」に興味があったので、回復期のリハビリテーションを行っている病院へ就業し、しばらく働いた後、妊娠をきっかけに一旦退職。
その後は介護老人保健施設に就業し、そちらで看護師として18年働きました。
高齢者複合施設四葉 安城寺が立ち上がると聞き、「自分が今まで培ってきたスキルは、新しい施設でも通用するのだろうか?自分を試してみたい!」と考え、転職を思い立ったのです。
施設は病院と違い、その場に相談できる医師が居ないことが多く、ご利用者様に何か異変が起こった場合は、自分たち看護師がこれまでに培ってきた経験や知識で、どうするかの判断をしなければなりません。
そんな時は、私なりの仕事のこだわりである「小さなシグナルを捉える」という決まりごとが役に立ちます。
例えば、介護職から「ご利用者様について、気になる点がある」と報告があった場合、それがどんなに小さな報告だったとしても、流さない!
実際にご利用者様の元に足を運び、自分の五感で確認してから、どう処置するかを考えます。
ご利用者様の異変を早期発見でき、医療に繋げることで、助けることができたという経験も多いので、大切にしているこだわりです。
これからも、介護職から受け取った報告を医療の中に落とし込んでいく調整役として、存在感を出していきたいですね。
ご利用者様が、一日でも長く!楽しく!ここで生活していってもらうためには、どうしたらいいのか?
ご利用者様やご家族が求める『こんな生活がしたい』という想いに寄り添っていくために、看護師の自分に何ができるのか?と、いつも考えています。
「高齢者複合施設四葉 安城寺といえば、内田さん!」と言われる存在でありたいので、今後もより良い施設になるお手伝いができるように頑張りますよ!
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音楽が好きなご利用者様と、歌を歌いながら手拍子をしたり、手やお身体を摩ったり。 「時間が空いたら、ご利用者様の様子を伺いに足を運びます。お元気に過ごされている様子を知らないと、小さなシグナルに気付けませんから」と内田さん。
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風のよく通る、開放的なテラスで休憩するご利用者様と内田さん。 雑談をしながら、ご利用者様の最近の様子や調子を、注意深く観察されるそう。
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