私の母が看護師だったので、3歳になる頃には「将来、看護師さんになりたい」と思うようになっていました。
看護師になった当初は、現場に一人きりで向かい、判断する必要のある訪問看護は、私には難しいのではないかと思っていましたが、4年前に在宅で介護・看護していた祖父が亡くなった際、担当してくださった看護師さんが我々の家族を支えてくれたことに感銘を受け、「私も他の人を支えてあげられる存在になりたい」と思うようになったのです。
『訪問看護ステーション ミルフィーユ』に属し、ご自宅への訪問看護に行っています。
利用者さまに「待っていたよ」「あなたが居ると安心するわ」と言っていただけることも多く、やりがいを感じますね。
鼻からチューブを入れて栄養を摂られていた利用者さまが、柔らかいものを少量食べられるようになったり、「見て見て!立てるんよ!」と嬉しそうな笑顔をみせてくれたり。
利用者さまの出来ることが少しずつ増えていくのは、本当に嬉しいことです。
私を支えてくださった看護師さんは、祖父母の願いである「最後まで、慣れ親しんだ家に居たい」という想いを汲み取り、介護・看護している祖母と私に「何でも言ってね、支えるからね」と優しく寄り添ってくださりました。
私も利用者さまとそのご家族に寄り添えるように、安心して過ごしていただけるよう、日々勉強しています。
ご家族の介護疲れを解消できる、その助けに少しでもなれたら嬉しいですね。
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