介護業界に入って、今年で3年目です。
入職する前、父が社長を勤める「グループホーム土香里」の人手が不足し、父の仕事量が増大していました。
長時間勤務で疲労している父を見て「人手が足りない間だけでも助けてあげたい」と思い、手伝うことにしたのです。
大学では経営学を学び、卒業前後はライター業や祖父の畑仕事を手伝うなどして過ごしていたため、入職直後は介護の知識が全く無く、戸惑う事ばかりでした。
ご利用者さまのお話しされている内容がコロコロと変わってしまったり…
ついさきほどまでニコニコとお話しされていたのに、急に不機嫌になってしまわれたり…
もともと、人と話すのがあまり得意ではなく、積極的に自分から話しかける必要のある「対人系の仕事」は、自分には合わないと思い込んでいたので、なおさら難しく感じたのかもしれません。
2年経ち、今では臨機応変に対応するスキルも身に付きました。
「なぜ、このご利用者さまは、機嫌が良くないのだろう?」
「もしかして、アレが原因なのだろうか?」
そういった風に、不機嫌な原因の仮説をたてて、それが解消されるであろう方法を自分なりに考え、良い結果になるまでトライ&エラーを繰り返します。
数々の試行錯誤を繰り返した末に、これまで介護を嫌がって大声を出されていたご利用者さまが、こちらからのお声がけにスッと応じてくださる瞬間は、純粋に嬉しい!
私は「どうして、こうなったのか?」を調べるのが好きなので、実はこのお仕事は自分の性に合っているのではないかと、最近になって気付きました。
介護ではとにかく、「自分がされて嫌なことはしない」!
そして「自分がされたい介護」をしているつもりです。
自分がしないことは、相手にも強制させません。
そして自分を知っていただき、自分に慣れていただくためにも、積極的にお声がけをすることを意識しています。
自分の家族に介護が必要になった時に、適切に介護ができ、頼ってもらえる自分で居られるためにも、スキルをどんどん磨きたいです。
何をするにも時間をかけてしまいがちなので、一つ一つ早めに取り掛かることを意識して、これからも頑張っていきます!
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ご利用者さまのお食事にとろみをつけてあげる河本さん。 「今日の調子はいかがですか?」と優しくお声がけしながら、ご利用者さまの食べやすいお食事をご用意します。
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「もともと料理をする習慣が無かったのですが、ここで働き始めてから、料理のスキルがかなり上達しました」と笑う河本さん。
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