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40歳の頃、サラリーマンから転職し、介護の仕事に就きました。
きっかけは、中島に住んでいた祖父が癌になったことです。
祖父が松山に出て来る度に、いろいろなところに連れていきました。
喜んでくれるのが嬉しくて、お年寄りのお世話に興味が出てきたのです。
高齢社会で、きっと祖父のような人も世の中には多いのだろうなと思い、「こんな僕でもお年寄りのお役に立てれば」と、福祉の道を志しました。
まったく違う仕事への転職でしたが、迷いはありませんでした。
実際に働きはじめて、難しさを感じたのは「認知症の方への対応」です。
祖父にも認知症がありましたが、認知症への対応に答えはありません。
日によって態度が変わったり、次の日にはさっぱり忘れてしまっていたり・・・
自分ではどうすることもできないことに対して、イラついたり、悩んだりすることもたくさんありました。
でも、そんなときに、ふと母の顔を思い出したのです。
母子家庭で、女手ひとつで自分を育ててくれた母。
そんな母に対して、手を抜いたような対応していたら、自分はどう思うだろう?
利用者さんと母の姿が重なり、一人ひとりと全力で向き合おうと誓いました。
行きたいところがあれば連れて行ってあげたい、家族に会いたくなれば会わせてあげたい。
まだまだ経験は未熟ですが、利用者さんが生き甲斐を持って最期まで暮らしていくことができるよう、サポートしていきたいと思います。 |
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