介護職について、初めての仕事は父の介護でした。
子どもに手がかからなくなり、これからのことも考えたうえで取ったヘルパーの資格。
当時、父は介護サービスに抵抗があり、私以外のケアは受け入れられない状態でした。
ヘルパーになり、利用者第一号としての父の介護。
最期は、母や孫ともゆっくり過ごすことができ、よい看取りができたと思っています。
娘としても、仕事としても、あの経験が今もどこかで生かされている気がします。
父が亡くなってから、常勤で仕事をするようになり、仕事がひとつ、ふたつと増え、約10年前にグループホーム媛の華へ。
「介護の仕事」が自分に向いているのかどうか未だに分かりませんが、ここまで続いているということは、この仕事が好きなのだと思います。
「目標」といったような大きなビジョンは持っていませんが、ささやかながら利用者さんと家族のような関係が築いていけたらと思っています。
ゆっくりと時間をかけて利用者さんと心を通わせ、「松友さんにおってもらわんといけんのよ」と声をかけていただけるのが幸せです。 |