小1から約4年間、祖父を在宅介護していました。
私は「大人になったらじいちゃんになりたい!」と公言するほど、おじいちゃんっ子。
幼いながら排泄や食事の介護をして、学校へ行くという生活を続けていました。
祖父は認知症もあったのですが、私の言うことは不思議と聞いてくれたので自然に私がお世話をするようになっていったのです。
そんなおじいいちゃんが、ガンになり、そのまま病院で亡くなってしまい、私には後悔しかありませんでした。
祖父への想いもあり、高校卒業後は介護職を目指すも家族の反対にあい、断念。
子育てがひと段落した今、やっと念願の介護職に就くことができました。
最近思うのは「人生には無駄がない」ということ。
祖父への想いは利用者さんへの気持ちに繋がり、育児中ママ友と一緒に手作りをして遊んだ経験は、利用者さんとのレクやインテリア作りにも役立っています。
私は、今までの経験や知識を、全部ここに還元したいと思っています。
そのことで、あ・ベンチが利用者にとっての第2の自宅のような存在であり、落ち着いて過ごせる空間となるようにしたい。
施設内だけではなく、ここ下林の地域とも繋がって、みんなが住みよい環境になるように。
あ・ベンチのコンセプトでもある「笑い」の輪を広げていきたいです。 |