介護のお仕事につくまでは、病院で入浴介助のパートをしていました。
最初は軽い気持ちで働いていたのですが、次第に「もっと丁寧にお世話をしたい。利用者さんと向き合いたい。」と思うようになり、介護の仕事をはじめることにしました。
ひがし野では、スタッフ全員が「利用者さんを尊敬する」というスタンスで利用者さんと向き合っています。
上から目線で接すると、利用者さんが次第に否定的になったり、縮こまったりと、自然と行動に反映してきます。
ひがし野の利用者さんに明るい方が多いのは、スタッフの気持ちを反映しているのだと思います。
入所したての利用者さんが、環境の変化に不安を感じ、うまく感情を表現できていない様子だったこともありますが、スタッフと関わっていく過程で、次第に穏やかな様子に変化していくことがありました。
利用者さんは、私たちの鏡だと思います。日々、勉強させていただいています。
ひがし野に来て10年になりますが、長く居ると分かる勘のようなものが身に付いてきます。
体調の悪さ等に、いち早く気づけるのは強みだと思うので、細やかに見守っていきたいです。
90歳以上の高齢の方も多いのですが、最後まで看取ってあげたいとも思います。
定年まであと2年ですが、ひがし野で培った“介護観”をしっかり他のスタッフへと伝えていきたいです。
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