私がこの仕事に携わろうと思ったきっかけは、祖父でした。
看護師の仕事をしながら懸命に祖父の介護をする母の姿を見て、何か手伝えることはないかと思い高校で福祉コースを選択しました。
そこで相談員という仕事があることを知り、社会福祉の大学へ進むことにしました。
大学卒業後、老人保健施設に就職しましたが、経験が浅く悩むことが多い日々でした。
そんな時、友人からの誘いもあり以前から興味のあった美容系の仕事に就くことになりました。
相談員と同じようにカウンセリングが必要で個別ケアでの対応が魅力的でした。
そんな中、祖父が病気で入院することになり、祖母はどうしたらよいかと私を頼ってくれたのですが、分からないことも多かったので自分なりに一生懸命調べてアドバイスをしつつ、今後、両親や祖父母たちの役に立つ仕事は福祉の仕事ではないかと改めて感じたのです。
いろいろな経験をした分、新卒の時とは違う相談員になれるのではと思い、相談員の仕事に復帰しました。
この施設で働き始めて1年弱ですが、少しずついろいろな事を任せてもらえるようになりました。
もっと知識や経験を積み重ねて、入所者様やご家族から、上司のように必要とされる、信頼される人になれるよう努力していきたいと思います。
老人保健施設はリハビリを行って在宅復帰を目的とする施設でありますが、一人ひとり、次の方向性は違います。
どの入所者様にも、合歓の木で過ごしてよかったなと思い出してもらえると嬉しいです。 |