介護の仕事に就くまでの15年間、娘の学校のPTA役員をしてきました。
そこで学んだのは、人と関わることの大切さ。
「この経験を何かに生かしたい」と次第に思うようになりました。
同時に、「父の介護に役立つかも」とヘルパーの資格を取っていたこともあり、ヘルパーの仕事と人との関わりの両方が生かせるこの仕事に就きました。
訪問の仕事は、利用者さんの“お城”に入っていくようなものです。
受け入れてもらえると、ぐんと距離は縮まります。
外では話せないようなことも、自宅だと話してくれることが多々あります。
「あんただけに言うんだけどね・・・」と、家族にも言えない心の内を話してくれることも。
心を開いてくれているのを感じると、とてもうれしくなります。
利用者さん、ケアマネ、ヘルパー、それぞれのパイプ役になることが私の仕事。
利用者さんのちょっとした言葉や行動を拾って、介護保険内でできる“その人にとってのベストな対応”を考えるのがやりがいです。
また、利用者さんだけではなく、働くヘルパーも悩みを抱えがち。
事務所に寄ってもらった時に、顔色が悪いなぁ、元気がないなぁと感じた時は、直に話す時間を設けて、悩みを聞くようにしています。
誰だって、やっぱり自宅が一番なんです。
利用者さんができる限り長く、自宅で過ごせるよう、ヘルパー、ケアマネ共々連携をとって、サポートしていきたいです。 |