以前は違うお仕事に就いていましたが、その際にご高齢の方のお世話をする機会がありました。
その方は、その後体調が悪くなり、入院されたのですが、亡くなる前に私を呼んでくださり、「ありがとう」と伝えてくれました。
その出来事が私の心に残り、これからも高齢者のお世話をしたい、いっぱいしゃべって笑わせてあげたいという気持ちが高まりました。
そして、他の仕事を続けながらヘルパーの資格を取り、今に至ります。
働き始めて感じたのは、「この仕事は、好きなだけではできない」ということでした。
でも、私はこの仕事が大好きです。利用者さんと一緒にいると、本当に幸せ。
実は、人前で話すことも、人と接することも大の苦手。
でも、利用者さんを前にすると自然にからだが動きます。
常に考えているのは「どうやったら笑ってくれるかな」ということ。
利用者さんを笑わせるために、持ちネタや衣裳もどんどん増えてきました。
やっぱり一番出番が多いのは、私自身が大好きな氷川きよし!
ライブDVDをずっとかけていたせいで、今では利用者さんのほとんどが、きよしファンなのではないでしょうか。
これからも、カタチにはめるのではなく、自由に過ごしていただきながら、毎日笑っていただきたいです。
すべての利用者さんに、「ここで最期を迎えられてよかった」と思ってもらえたら…最高に幸せです。 |